津市立高茶屋小学校

津市立高茶屋小学校の概要

津市立高茶屋小学校は三重県津市の高茶屋三丁目に位置する公立の小学校です。また、同市内にはあすなろ分校も設置されています。最新の2012年5月のデータによれば、在籍する生徒は19学級に518人、特別支援学級には2学級で10人が通っています。あすなろ分校は6学級あり、35人の生徒が学んでいます。この学校は特にブラジル国籍の児童が多く在籍していることで知られ、津市内における日本語教育の拠点としても機能しています。

施設について

高茶屋小学校の校地は広さ15,903m²で、校舎の面積は6,889m²です。校舎は鉄筋コンクリート造で、一部には鉄骨も使用されています。子どもたちが体育活動を行うための運動場は約8,910m²あり、体育館も1,046m²の広さを誇っています。これらの施設は、児童が安全で快適に学べる環境を提供するために整備されています。

歴史

開校から終戦まで（1876-1947）

1869年に設立された「小森学校」が始まりで、明治9年には小森村の児童を対象にした教育が行われ、多くの変更や改革を経て、様々な学科や科目が設置されていきました。1889年には高茶屋村が発足したことを受けて学校名称も改められました。1941年には国民学校令により津市高茶屋国民学校に改称され、戦後、1947年4月1日に現在の津市立高茶屋小学校に改称されました。

戦後から現在（1947-現在）

学制改革を経た後、生徒数の急増に対応するため、別の校舎を仮校舎として利用したことがありました。1951年には校地が拡張され、1962年には第9期工事が完了するまで数回の改修工事が行われました。1985年にはあすなろ分校が設立され、特別支援教育を充実させる取り組みが行われています。

通学区域と周辺環境

周辺には、津市立南郊中学校があり、交通の便も良い位置に存在します。三重交通の路線バス「里の上」バス停からは徒歩約6分、JR紀勢本線の高茶屋駅からも徒歩約8分の距離にあります。しかし、学校前の通りは交通量が多く、過去に二人の児童が交通事故で亡くなるという悲しい出来事もありました。このため、安全対策の強化が求められています。

関係者と出身者

この学校では、著名な出身者もいます。例えば、元大相撲力士の琴風豪規さんと、中京テレビのアナウンサー本田恵美さん、また競艇選手の坂井田晃さんが在籍していました。

まとめ

津市立高茶屋小学校は、地域密着型の教育を提供し、多様なバックグラウンドを持つ児童が共に成長できる環境を整えることに注力しています。今後も、日本語教育の拠点として、地域の教育の発展に寄与していくことでしょう。

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