津軽国定公園

津軽国定公園

津軽国定公園は、1975年3月31日に指定された、青森県西部に位置する国定公園です。総面積は25,966ヘクタールに及び、変化に富んだ地形と多様な自然景観が特徴です。海岸線、砂丘、山岳、湖沼など、様々な自然が織りなす美しい景色は訪れる人々を魅了します。

概要

公園は大きく分けて、海岸部、山岳部、湖沼部の3つのエリアに分けられます。

海岸部：東津軽郡外ヶ浜町（旧平舘村）から西津軽郡深浦町（旧岩崎村）までの約180kmに及ぶ海岸線が含まれます。このエリアは、竜飛崎や権現崎、高野崎といった海岸浸食によって形成された奇岩や断崖が連なり、荒々しくも美しい景観を作り出しています。また、十三湖周辺には砂丘が広がり、海岸部とは異なる風景を楽しむことができます。
山岳部：岩木山や白神岳といった山々が含まれます。岩木山は津軽平野にそびえる美しい円錐形の山で、津軽地方のシンボルとして親しまれています。白神岳は世界遺産である白神山地の一部で、手つかずの自然が残されています。
湖沼部：日本キャニオンや十二湖などの湖沼が含まれます。日本キャニオンは、切り立った崖が続く渓谷で、その雄大な景観は圧巻です。十二湖は、ブナの原生林の中に点在する33の湖沼群の総称で、神秘的な雰囲気を醸し出しています。特に、青く澄んだ水が美しい青池は必見です。

白神山地は、世界遺産に登録されており、その一帯は十二湖近辺を除き、県立自然公園に指定されています。

主な景勝地

竜飛崎：津軽半島の最北端に位置し、荒々しい海岸線と津軽海峡の雄大な景色を望むことができます。
袰月海岸：奇岩や洞窟が点在する海岸で、独特の景観が魅力です。
森山海岸：波の浸食によってできた奇岩が並ぶ海岸です。
千畳敷海岸：広大な岩畳が広がる海岸で、夕日の名所としても知られています。
岩木山：津軽地方のシンボルである美しい円錐形の山です。
日本キャニオン：切り立った崖が続く渓谷で、その雄大な景観は圧巻です。
白神山地：世界遺産に登録されている原生林で、貴重な動植物が生息しています。
十三湖：汽水湖で、シジミの産地としても有名です。
十二湖：ブナの原生林の中に点在する湖沼群で、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
青池：十二湖の中でも特に美しいとされる、青く澄んだ水が特徴的な湖です。
ベンセ湿原：貴重な高山植物が生息する湿原です。

アクセス

津軽国定公園へは、鉄道やバス、車などを利用してアクセスできます。各景勝地へのアクセス方法は異なるため、事前に確認が必要です。

注意事項

公園内は自然環境が豊かなため、野生動物に遭遇する可能性があります。安全には十分注意してください。
一部のエリアでは、登山やハイキングなど、体力が必要なアクティビティがあります。無理のない計画を立ててください。
* ゴミは必ず持ち帰り、自然環境の保護にご協力ください。

まとめ

津軽国定公園は、変化に富んだ自然景観が魅力の国定公園です。海岸線、砂丘、山岳、湖沼など、様々な自然が織りなす美しい景色をぜひお楽しみください。

もう一度検索