浄国寺 (さいたま市)

浄国寺（じょうこくじ）

浄国寺は、埼玉県さいたま市岩槻区に所在する浄土宗の寺院です。仏眼山（ぶつげんざん）と号し、院号は英隆院（えいりゅういん）です。本尊には阿弥陀如来が祀られています。

歴史

浄国寺は、1587年（天正15年）に岩槻城主であった太田氏房（おおたうじふさ）が開基となり、清巌（せいがん）を開山として創建されました。早い時期から浄土宗の檀林（だんりん）が置かれ、江戸時代には浄土宗の触頭（ふれがしら）として、その宗派において重要な役割を担っていました。

文化財

浄国寺は、県指定の有形文化財である古文書「浄国寺日鑑（じょうこくじにっかん）」を所蔵しています。この日鑑は、寺の歴史や活動を知る上で貴重な資料となっています。

参考文献

「加倉村 浄国寺」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ200埼玉郡ノ2、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:764007/68。
“文化財紹介 浄国寺日鑑”. さいたま市ホームページ (2016年9月14日). 2021年3月24日閲覧。

関連項目

関東十八檀林

外部リンク

“浄国寺（さいたま市岩槻区）”. 浮間わいわいねっと. 2021年3月24日閲覧。
* 浄国寺 - 猫のあしあと


浄国寺は、創建から長い歴史を持ち、地域における仏教文化の重要な拠点として、現在もその役割を果たしています。特に、江戸時代には浄土宗の触頭として、多くの寺院を統括し、宗派の発展に大きく貢献しました。また、文化財として指定されている「浄国寺日鑑」は、当時の社会や寺院の活動を伝える貴重な資料として、研究者や歴史愛好家から注目されています。訪れる人々は、その歴史的な背景と静寂な雰囲気を楽しむことができます。周辺の自然と調和した寺院の佇まいは、訪れる人々に心の安らぎを与えてくれるでしょう。浄国寺は、歴史と文化が息づく場所として、今後も地域に貢献していくことが期待されます。

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