浅沼麗子

浅沼 麗子（あさぬま れいこ）は、1973年4月29日生まれの日本の女優、モデルです。東京都に生まれ、東京外語専門学校で学んだ経歴を持っています。身長は160cm、血液型はO型であることを公表しています。女優活動を始めた当初は、浅沼 順子（あさぬま じゅんこ）という芸名を使用していました。

彼女の女優としてのキャリアは、1990年に公開された中原俊監督の映画『櫻の園』で幕を開けました。この作品への出演が、スクリーンデビューとなります。初期には、1991年に放送された日本テレビ系のテレビドラマ『たったひとりの卒業式』や、同年のオリジナルビデオ『ほんとにあった怖い話』への出演など、幅広い分野で活動を行っていました。

浅沼麗子のキャリアにおける大きな転機の一つとなったのは、1996年9月に発表された写真集『CLIMAX』です。この写真集でヌードを披露したことをきっかけに、彼女の活動はよりセクシャルな魅力を前面に出した路線へとシフトしていきます。以降、多数のオリジナルビデオ作品において主演を務めるようになり、その存在感を強く印象付けました。特に、セクシーな描写を含む作品や、アクション、サスペンスといったジャンルのビデオ映画で、その個性的な演技を見せました。

1998年には、自身が刑事役で主演を務めたオリジナルビデオ『REDZONE REIKO レッドゾーン・レイコ』や、主演作である『監禁逃亡 淫魔』、テレビドラマ『タブロイド』、『なっちゃん家』などに出演。1999年にも、関本郁夫監督の映画『極道の妻たち・赤い殺意』や、主演オリジナルビデオ『投稿写真の女』、『安藤組外伝 群狼の系譜3』といった作品に出演するなど、精力的に活動を続けました。

また、写真集やイメージビデオといった分野でも作品を発表しています。デビュー作に関連した写真集『櫻の園』（1991年）や、転機となった『CLIMAX』（1996年）のほか、『shapes』（1997年）、6名の女性が登場するオムニバス写真集『EROVOGUE』（1998年）があります。イメージビデオとしては、『CRIME』（1996年）や『カーニバル』（1997年）などがリリースされています。

以下に、浅沼麗子の主な出演作品の一部を記します。

主な出演作品

映画

櫻の園（1990年、中原俊監督）
悪の華（1997年、篠原哲雄監督）
極道の妻たち・赤い殺意（1999年、関本郁夫監督）

オリジナルビデオ

ほんとにあった怖い話（1991年）- 主演を務めた作品
REDZONE REIKO レッドゾーン・レイコ（1998年）- 兵藤レイコ役で主演
監禁逃亡 淫魔（1998年）- リエ役で主演
投稿写真の女（1999年）- 主演作品
安藤組外伝 群狼の系譜3（1999年）

テレビドラマ

たったひとりの卒業式（1991年3月6日、日本テレビ系）
タブロイド 第5話（1998年11月11日、フジテレビ系）
なっちゃん家 第5回（1998年10月31日、テレビ朝日系）

写真集

櫻の園（1991年7月、サン出版）- 映画出演者複数名
CLIMAX（1996年9月、英知出版）- ヌードを披露し転機となった作品
shapes（1997年6月、英知出版）
EROVOGUE（1998年12月、新潮社）- オムニバス写真集（6名参加）

イメージビデオ

CRIME（1996年11月、英知出版）
* カーニバル（1997年4月、英知出版）

浅沼麗子は、そのキャリアの中で幅広い役柄に挑戦しつつも、特に1990年代後半からはオリジナルビデオ市場を中心に、セクシー路線で多くのファンを獲得した女優、モデルと言えるでしょう。

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