浅香山部屋

浅香山部屋について

浅香山部屋（あさかやまべや）は、東京都墨田区に所在する相撲部屋で、伊勢ヶ濱一門に所属しています。この部屋は、力士の育成や伝統を重んじ、相撲界で活躍する人材を輩出することを目指しています。

歴史の歩み

浅香山部屋は、2014年に元大関・魁皇の15代浅香山によって設立されました。彼は、2011年の7月場所で現役を引退した後、友綱部屋の部屋付き親方として活動していましたが、新たな挑戦を決意し、内弟子2名を連れて友綱部屋から独立しました。これにより、81年ぶりに浅香山部屋の名称が復活したのです。

最初の数年の間に、部屋の力士たちは多くの成果を上げていきます。2016年1月場所では、魁渡頌胆が部屋初の序二段優勝を達成し、部屋の名声を高めるきっかけとなりました。さらに、2019年9月場所では魁勝旦祈が部屋初の関取昇進を果たしました。この昇進は、2006年に新設部屋が関取を輩出する条件が定められた後、初の事例となる重要な出来事です。

所在地とアクセス

浅香山部屋は、東京都墨田区緑4-21-1に位置しており、総武本線錦糸町駅から徒歩約12分の距離にあります。アクセスが良好な立地により、多くの相撲ファンが訪れることができる環境が整っています。

師匠と力士たち

現在、15代浅香山こと浅香山博之がこの部屋の師匠として指導にあたっています。彼は福岡出身の元大関・魁皇で、相撲の技術を次世代の力士に伝授しています。また、部屋付き親方の友綱一郎は、ブラジル出身の関脇・魁聖という経歴を持っており、彼も部屋の成長に貢献しています。

現役の力士としては、魁勝旦祈が活躍しています。彼は十両での経験を持つ15代の弟子です。

過去の浅香山部屋

浅香山部屋は、その歴史の中で何度か閉鎖と再興を繰り返しています。初代浅香山市郎右エ門から4代目の浅香山（元幕内・八嶌山）までの時代には、残念ながら関取を輩出することができず、1927年に閉鎖されました。1929年には5代浅香山（元横綱・西ノ海）が井筒部屋から分家し再興しましたが、5代目の死去により再度閉鎖され、その後は井筒部屋に所属した力士もいました。

さらに知るためのリソース

浅香山部屋の最新情報や活動は、公式のSNSやYouTubeチャンネルなどで発信されています。興味のある方は、ぜひそれらのチャンネルをチェックしてみてください。特に各競技会での様子や稽古風景などが紹介されていますので、相撲の魅力をより深く理解できるでしょう。

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