浜松オートレース場

浜松オートレース場

浜松オートレース場は、静岡県浜松市中央区にある、オートレース専用の施設です。中部地区で唯一のオートレース場として重要な役割を果たしています。このレース場は浜松市が所有し、管理しています。特に大きな出来事としては、2005年に収支の悪化が懸念され、浜松市が廃止を検討したことが挙げられます。しかし、全日本オートレース選手会が存続を求めて署名活動を行い、2006年には日本トーターによる民間委託が始まり、経営状態が改善されました。この変化によって、浜松オートレース場は存続することになりました。また、メインスタンドの耐震化と建て替えが行われ、2022年には新スタンドがオープンしました。

競走の特徴

このレース場の特徴の一つは、ナイター競走を行ったことがない点です。その代わりミッドナイト競走は、2023年2月に山陽オートレース場を借り上げて開催しました。このように、独自の取り組みを通じてファンに新しい体験を提供しています。

放送と解説

浜松オートレース場のレースは、CS放送やインターネットで生中継されています。実況は2015年度下期から島田祐希が担当しており、アシスタントには安原幸子がついています。過去には森上リエや鈴木晴也、岸根正朋などが実況を務めていました。予想や解説には、オートレースモバイル記者の沢朋之や元選手の高田克重が務めています。

歴史的な出来事

浜松オートレース場は、1956年に開場し、以来多くの重要なアニバーサリーを迎えてきました。1967年には舗装走路に切り替え、1985年には市制記念レースの名称が改名されました。また、1991年には電話投票を開始し、2006年からは日本トーターによる民間委託が始まります。2021年には「浜松アーリーレース」が試行として開催され、2022年には新しいメインスタンドがオープンしました。

交通アクセス

浜松オートレース場には便利なアクセスがあります。浜松駅北口バスターミナルからの無料送迎バスが運行しており、約20分で到着できます。公共交通機関を利用する場合は、遠鉄バスをご利用いただければ、駅から直接アクセス可能です。自動車でのアクセスも充実しており、東名高速道路の浜松西ICから約10分の場所に位置しています。また、場外車券売場も複数あり、購入環境が整っています。

その他の情報

浜松オートレース場では、2017年前期のＮＨＫ連続テレビ小説『ひよっこ』のロケ地にも使用されました。さらに、2022年には重大な事故が発生しました。スタート直後に競走車が接触、一部のスタッフに影響を及ぼしました。こうした出来事は、オートレース場の管理においても重要な学びとなっており、今後の安全対策に繋がることが期待されています。

このように、浜松オートレース場は歴史や地域と密接に関連した施設であり、ファンにとっても大切な場所となっています。

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