浜松モザイカルチャー世界博2009とは
浜松モザイカルチャー世界博2009(愛称:浜名湖立体花博、略称:MIH2009)は、モザイカルチャー世界博として4回目の開催であり、日本で初めて開催された国際的な
イベントです。
2009年9月19日から
11月23日までの66日間、
静岡県浜松市(現在の浜松市中央区)の
浜松市フラワーパークを会場として開催され、861,325人もの人々が訪れました。
モザイカルチャーとは
モザイカルチャーとは、「
モザイク」と「カルチャー」を組み合わせた造語で、金属製のフレームに様々な種類の生きた草花をデザインに従って植え込み、人や動物、風景などを表現する「緑花像景アート」です。前回開催地の中国では「立体花壇」と呼ばれていました。浜松モザイカルチャー世界博2009では、91基ものモザイカルチャー作品が展示され、その美しさと独創性で来場者を魅了しました。
過去の開催地
モザイカルチャー世界博は、過去に以下の都市で開催されています。
2000年 - カナダ モントリオール
2003年 -
カナダ モントリオール
2006年 - 中国 上海
会場とアクセス
浜松モザイカルチャー世界博2009の会場は、浜松市フラワーパークでした。博覧会開催のため、同パークは2009年7月1日から12月31日まで休園となりました。
公共交通機関
浜松駅(
浜松駅バスターミナル)または弁天島駅(弁天島温泉バス停)から路線バスまたは直通バスを利用。
自家用車
浜松市フラワーパークの既存駐車場は一般車両の利用はできず、西区協和町に設けられた臨時駐車場(有料)からシャトルバスで会場へ。
その他の情報
名誉総裁には
秋篠宮文仁親王が就任されました。
マスコットキャラクターは「モザイ」です。
モザイカルチャーは、
トピアリーとは異なり、より自由な表現が可能です。
トピアリーが盆栽の刈り込みのようなイメージで色が少ないのに対し、モザイカルチャーは多種多様な花を使用することで、形も大きさも自由自在で、色鮮やかな表現が可能です。
会期中の10月8日には、台風18号の接近により終日臨時休園となりました。
目標来場者数は80万人でしたが、11月21日に目標を達成しました。
* 博覧会の愛称は「浜名湖立体花博」ですが、2004年に浜名湖ガーデンパークで開催された「浜名湖花博」とは無関係です。
モザイカルチャーとトピアリーの違い
モザイカルチャーと
トピアリーは、どちらも植物を使った芸術ですが、その表現方法には大きな違いがあります。
トピアリーは、主に常緑樹を刈り込んで形を作るのに対し、モザイカルチャーは、生きた草花を金属フレームに植え付けて形を作ります。そのため、モザイカルチャーはより自由な形や色を表現することができ、デザインの幅が広いと言えるでしょう。また、モザイカルチャーは、季節の花を使うことで、季節ごとに違った表情を見せることも魅力の一つです。
まとめ
浜松モザイカルチャー世界博2009は、日本で初めて開催されたモザイカルチャーの世界博覧会として、多くの人々に感動と喜びを与えました。生きた植物を使った芸術作品は、自然の美しさと人間の創造性を融合させた、まさに芸術と呼ぶにふさわしいものでした。この
イベントは、モザイカルチャーという新しい芸術の可能性を広げ、その魅力を世界に発信する機会となりました。浜松での開催は、地域振興にも大きく貢献し、その後の
イベント開催にも良い影響を与えました。