浜松市みをつくし文化センター

浜松市みをつくし文化センターについて

浜松市みをつくし文化センターは、静岡県浜松市浜名区細江町に位置する文化施設で、地域の生涯学習や文化活動の場として重要な役割を果たしています。この施設は、浜名区役所北行政センターの北側にあり、多機能なホール、リハーサル室、会議室、講義室、展示ギャラリーなど、さまざまな用途に応じた設備が整っています。

歴史的背景

この文化センターは、地域の文化振興の中心として発展してきました。設立当初は「文化センター」として生涯学習の推進を目的とし、さらに農業構造の改善を目指す「農業就業改善センター」が併設されています。旧細江町地域の住民にとって、文化センターは長らく文化活動を支える重要な存在でした。しかし、旧ホールは老朽化が進み、耐震性に問題があったため、2007年4月末に閉鎖され、解体されることとなりました。

その後、地域住民の熱い希望と、音楽の街として名高い浜松市の意向を受けて、新たなホールの建設が決定しました。これにより、2011年4月には音楽主体の多目的ホールとして新たに開業し、地域の文化活動をさらに支える場となりました。

設備と機能

浜松市みをつくし文化センターのホールは、496席（うち移動席208席）を備え、さまざまなイベントやコンサートに対応できる設計になっています。また、リハーサル室や大小の会議室、講義室、和室、調理実習室、展示ギャラリーも完備されており、教育や展示活動にも対応しています。これにより、地域住民はもちろん、訪れる観光客にも広く利用される場となっています。

2011年度の利用者数は66,426人にも上り、多くの市民がこの文化センターを利用しています。

NHK大河ドラマとの関わり

2017年には、浜松市を舞台とするNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の大河ドラマ館が設置され、2017年1月15日から2018年1月14日まで開催されました。このイベントの影響で、同期間中は施設の利用に制限が設けられたものの、大変多くの来場者を迎え入れることができました。

アクセスと利用方法

アクセスは、天竜浜名湖鉄道の気賀駅から徒歩約3分と交通の便が良く、遠鉄バスを利用することもできます。JR浜松駅から「引佐線」または「気賀三ヶ日線」に乗り、「気賀駅前」バス停下車後、徒歩3分で到着します。また、併設されている駐車場は約35台分で無料で利用できるため、車での来場も便利です。

開館時間は9:00から21:30までで、祝日や年末年始は休館日となっています。このように、浜松市みをつくし文化センターは地域の文化活動の振興や生涯学習の支援、さらには多様なイベントの場所として広く親しまれています。

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