浜松市フルーツパーク

浜松市フルーツパーク

概要

浜松市フルーツパークは、静岡県浜松市浜名区に位置する植物園で、「はままつフルーツパークときのすみか」という愛称で親しまれています。43万平方メートルの広大な敷地には、160種4,300本の植物が植栽されており、様々な果樹や植物を観察することができます。

1996年に開園した当初は浜松市の外郭団体が運営していましたが、2013年からは指定管理者制度が導入され、株式会社時之栖が管理運営を行っています。これにより、経営の改善が図られ、より魅力的な施設へと生まれ変わりました。

施設

園内は大きく西側エリアと東側エリアに分かれており、それぞれ異なる魅力を持っています。

西側エリア

正門をくぐると管理事務所があり、その奥には以下の施設があります。

トロピカルドーム＆熱帯果樹温室: 浜松まつりの大凧をイメージした五角形の温室で、バナナ、パパイヤ、パイナップルなど、80種330本の熱帯果樹が栽培されています。
くだものオーケストラ: 果物の形をした子供向けの大型遊具が設置された広場で、子供たちが思いっきり遊ぶことができます。
リンゴ並木: 長野県飯田市から贈られたリンゴの苗木が植えられており、市内の中学生がボランティアで育成しています。
その他: 芝生広場、こども遊園地、総合売店、フルーツパーラー、野外劇場、バーベキューハウスなどがあり、様々な楽しみ方ができます。

東側エリア

西側エリアとは、フルーツ大橋で結ばれており、以下の施設があります。

果樹園: ブドウ、ミカン、リンゴ、イチゴなど、様々な果物が栽培されており、季節ごとに異なる景色が楽しめます。
くだもの博物園: 柑橘類を中心に、32種100品種288本の果物が栽培されており、自動給水機能付きの植木鉢が使用されています。
展望レストハウス: アクトタワーを見渡せるレストランで、食事を楽しみながら景色を堪能できます。
ときめき橋: 車いすも通行できる吊り橋で、東側エリアの南北を結んでいます。
チューチュートレイン: フルーツ大橋とときめき橋を結ぶ無料の交通機関で、2編成が運行しています。
その他: 体験実習館、栽培温室、展示室などがあり、様々な体験をすることができます。

収穫体験

フルーツパークで栽培されている果物は、収穫時期になると「収穫体験」として、利用者が収穫した分だけ量り売りで購入できます。収穫した果物は、その場で食べることも可能です。イチゴに関しては、時間制限付きの食べ放題となっています。

楽しみ方

特に西側エリアは、家族連れ向けの施設やイベントが充実しており、多くの家族で賑わっています。季節によっては、デイキャンプ、バーベキュー、川遊びなども楽しむことができます。

また、新東名高速道路の浜松SAに併設されたスマートICからアクセスできるため、遠方からの訪問も便利です。

歴史

1996年10月1日: 浜松市フルーツパーク開園
2012年12月29日～2013年3月31日: 園内再整備のため休園
2013年4月1日: 指定管理者制度導入により「時之栖」が管理運営を開始

アクセス

遠鉄バス: 56萩丘都田線「フルーツパーク」停留所下車。浜松駅バスターミナルから約1時間。
天竜浜名湖鉄道線: フルーツパーク駅から徒歩約8分。
東名高速道路: 浜松西ICから車で約30分。
新東名高速道路: 浜松SAスマートICから車で約5分。

関連情報

フルーツパーク駅：天竜浜名湖鉄道の駅
外部リンク
はままつフルーツパークときのすみか

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