浜松市リハビリテーション病院

浜松市リハビリテーション病院

浜松市リハビリテーション病院は、静岡県浜松市中央区に所在する医療機関です。この病院は、浜松市が自らの病院事業として設立・運営を基本としていますが、管理・運営に関しては、市の条例に基づき指定管理者制度を導入しており、社会福祉法人聖隷福祉事業団がその役割を担っています。この公設民営ともいえる運営形態により、公共性と専門性を両立させた医療サービスの提供を目指しています。

この病院は、静岡県西部地域において、リハビリテーション医療の中核施設としての役割を担っています。地域住民が必要とするリハビリテーションサービスにきめ細かく対応するため、高度な専門性を持つ医療スタッフと最新の設備を備え、様々な疾患や状態に応じたリハビリテーションプログラムを提供しています。急性期治療を終えた後の回復期リハビリテーションをはじめ、慢性期疾患や障がいを持つ方々への支援、さらには在宅復帰に向けた取り組みなど、幅広いニーズに応える医療を展開しています。

沿革

浜松市リハビリテーション病院の歴史は、終戦直後に遡ります。

1945年（昭和20年）12月：第二次世界大戦の終結に伴い、旧大日本帝国陸軍の病院が国立病院として再編され、国立浜松病院として新たなスタートを切りました。
1999年（平成11年）12月：時代の変化とともに、地域医療提供体制の見直しが進む中で、国立浜松病院は国から浜松市に移譲されることとなりました。これにより、浜松市が運営主体となり、「浜松市リハビリテーション病院」として開設され、地域におけるリハビリテーション医療専門病院としての道を歩み始めました。
2008年（平成20年）4月：より効率的かつ専門的な病院運営を目指し、浜松市は指定管理者制度を導入。社会福祉法人聖隷福祉事業団が指定管理者として選定され、病院の運営管理を受託する形で、新たな運営体制が確立されました。
2014年（平成26年）4月：患者様の全身的な健康管理への対応を強化するため、診療科目に歯科が加わりました。
2024年（令和6年）7月：脳血管疾患などのリハビリテーションニーズに応えるため、診療科目に脳神経外科が新設されました。

診療科目

現在、以下の診療科目を設けています。

内科
整形外科
脳神経外科
リハビリテーション科
歯科

交通アクセス

公共交通機関を利用して来院される場合、JR浜松駅からのアクセスが便利です。

浜松駅バスターミナル14番のりばから、遠鉄バスの51泉高丘線または58和合西山線（せいれい病院を経由）に乗車。
または、16番のりばから、遠鉄バスの48和合西山線（下池川町を経由）に乗車。
いずれの路線も、「浜松リハビリ病院」バス停で下車。
所要時間はおよそ15分程度です。

この病院は、地域のリハビリテーション医療における重要な拠点として、多くの患者様の機能回復や社会復帰を支援しています。また、浜松市内には、浜松医療センターや浜松市国民健康保険佐久間病院など、連携を取りながら地域医療を支える他の主要な医療機関も存在しています。

より詳細な情報や最新の情報については、浜松市リハビリテーション病院の公式サイトをご参照ください。

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