浜松市博物館

浜松市博物館について

静岡県浜松市中央区に位置する浜松市博物館は、地域の歴史を深く掘り下げた市立の博物館です。博物館は原始時代から近代までの多様な歴史資料を集めており、特に縄文時代の貝塚である蜆塚遺跡が隣接しているのが特徴です。

歴史

浜松市博物館は1958年に浜松城の天守閣内に「浜松市立郷土博物館」として開館しました。1979年には現在の場所に移転し、名称も「浜松市博物館」へと変更されました。その後、2011年に常設展示室がリニューアルされ、より魅力的な展示が行われるようになりました。

展示内容

館内には「はままつの歴史・文化展示室」があり、ここで浜松地域の歴史を詳細に紹介しています。この展示室では、原始的な生活様式や文化の痕跡、近代に至るまでの活動などが分かりやすく展示されており、来館者にとって興味深い体験を提供しています。また、特別展示室や講座室も備えており、幅広いテーマについての展示やイベントが行われています。

施設の特徴

2005年に浜松市が新たに誕生した際には、合併された旧市町村内の資料館を分館として位置付け、浜松市博物館の一部として機能しています。館のキャッチフレーズには「海抜0mから1200mまで」があり、地域の多様な文化や歴史を象徴しています。

本館・分館

• - 本館: 浜松市博物館（浜松市中央区蜆塚四丁目）
• - 分館:

- 浜松市蜆塚公園（浜松市中央区蜆塚四丁目）
- 浜松市姫街道と銅鐸の歴史民俗資料館（浜松市浜名区細江町）
- 浜松市水窪民俗資料館（浜松市天竜区水窪町）
- 浜松市舞阪郷土資料館（浜松市中央区舞阪町）
- 浜松市春野歴史民俗資料館（浜松市天竜区春野町）
- 市民ミュージアム浜北（浜松市浜名区貴布祢）

文化財

浜松市博物館は多くの文化財も所蔵しています。静岡県指定の有形文化財には、馬場平古墳出土品や伊場遺跡群出土の古代文字資料、鳥居松遺跡から出土した金銀装円頭大刀などがあります。また、浜松市指定の鰐口という工芸品も大変貴重です。

利用案内

博物館へのアクセスは、浜松駅から西へ約3キロの地点にあり、遠鉄バスを利用することで「博物館」停留所から徒歩2分ほどです。開館時間は午前9時から午後5時まで、月曜日は休館日ですが、祝日の後日や年末年始の特定期間も休館となります。観覧料は常設展が大人310円、高校生150円、小中学生は無料なので、家族連れでも訪れやすい環境が整っています。

浜松市博物館は、地域の文化や歴史に触れられる貴重な場所として、訪れる人々に新たな発見と感動を与えています。

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