浜松町バスターミナル

浜松町バスターミナルについて

浜松町バスターミナルは、東京都港区浜松町に位置し、世界貿易センタービルの別館1階に設けられていました。このターミナルは多くの交通機関と直結しているため、都心部の重要な交通ハブとなっていました。

アクセスと交通機関

ターミナルは、世界貿易センタービル本館の2階と接続しており、そのため浜松町駅（JR東日本）や東京モノレールの浜松町駅、さらには都営地下鉄の大江戸線と浅草線の大門駅にも近接していました。このように様々な公共交通機関と結びついていたため、多くの乗客が利用しやすい立地でした。

また、ターミナルでは京成バス、京浜急行バス、東北急行バスなどの運行する高速バスや、観光用のはとバスが発着していました。特にパッケージツアーの出発地としても広く利用されていたため、観光客にも馴染みのある場所でした。

施設の概要

浜松町バスターミナルには、本館の2階からアクセスできる入口があり、ここからエスカレーターや階段を降りると、ターミナル内に入ることができます。ターミナルの構造は非常に分かりやすく、乗車・降車のホームは自動ドアによって道路部分から隔てられていたため、安全で快適にバスを待つことができました。トイレも便利な位置に設けられており、利用者に配慮されていました。

主なバス路線

ターミナルの1番乗り場を利用していたいくつかの高速バス路線は、2020年9月15日をもって乗り入れを終了しました。これには「犬吠号」や「利根ライナー」など、特に千葉圏への路線が含まれます。ターミナルでは、様々な方向へのアクセスが可能でしたが、これらの運行終了は多くの利用者にとって大きな変化となりました。

また、ホテルの送迎バスも運行されており、主要な宿泊施設へのアクセスがスムーズでした。例えば、ホテルインターコンチネンタル東京ベイや東京プリンスホテルへの直行バスが運行されていました。

廃止とその影響

しかし、2020年9月30日をもって、浜松町バスターミナルは営業を終了しました。これは世界貿易センタービルの建て替えに伴うもので、多くの利用者にとって歴史的な場所の喪失を意味しました。ターミナルを利用していた多くのバス路線が変更され、新たな発着地への移転が行われる中、地域住民や観光客に影響を与えました。

まとめ

浜松町バスターミナルは、東京都心の交通の要所として長年機能していましたが、2020年の営業終了によってその役割を終えました。利便性の高い立地や多様な交通機関との接続を備えたターミナルは、東京都内の移動において重要な存在であり続けました。今後この場所にはどのような施設が誕生するのか、注目が集まります。

もう一度検索