浦本駅

浦本駅（うらもとえき）は、新潟県糸魚川市大字間脇に位置する、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの駅です。海岸に近い高台にあり、美しい景色を望めるのが特徴です。

歴史

浦本駅は、1949年（昭和24年）に仮乗降場として開業し、その後、国鉄北陸本線の駅として正式に開業しました。1970年（昭和45年）には無人駅となり、1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化によりJR西日本の駅となりました。そして、2015年（平成27年）の北陸新幹線延伸開業に伴い、えちごトキめき鉄道に移管され、現在に至ります。

1949年（昭和24年）
8月：設置決定。
12月16日：仮乗降場ないし臨時乗降場として開業、開駅式挙行。
1950年（昭和25年）1月28日：国鉄北陸本線の梶屋敷駅 - 能生駅間に新設開業（旅客駅）。
1970年（昭和45年）4月13日：荷物取扱を廃止し、無人駅となる。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅となる。
* 2015年（平成27年）3月14日：北陸新幹線・長野駅 - 金沢駅間延伸開業に伴いえちごトキめき鉄道へ移管。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する高架駅で、構造上は停留所に分類されます。ホームは高台に位置しており、駅舎から見上げると高い位置にあることが分かります。ホームへは、階段とスロープでアクセスできます。特に上りホームへは、線路の下をくぐる通路を通ってからスロープを上るという、少し変わった構造になっています。

JR西日本時代から無人駅であり、えちごトキめき鉄道に移管後もその状態が続いています。木造平屋建ての駅舎は開業当時からのもので、内部には待合所があり、作り付けの椅子が設置されています。かつては出札口や改札口もありましたが、無人化に伴い閉鎖されています。上りホームには、独立した待合所も設けられています。

のりば

駅にはのりば番号は設定されていません。列車接近メロディーは、下り線が「アニーローリー」、上り線が「村の鍛冶屋」です。

利用状況

近年の1日平均乗車人員は以下の通りです。

（乗車人員に関するデータは省略）

駅周辺

浦本駅は、国道8号線から少し入った場所に位置しており、海岸まではわずか100メートルほどの距離です。駅周辺には人家や集落があり、生活感のある風景が広がっています。駅前の国道沿いには、糸魚川バスの「浦本駅前」停留所があります。

また、国道を渡ると、新潟県道542号上越糸魚川自転車道線（通称：久比岐自転車歩行者道）の出入口があります。この自転車道は、かつての北陸本線の線路跡を利用したもので、海岸線を眺めながらの散策やサイクリングに最適です。国道を西へ800メートルほど進むと、浦本漁港があります。

隣の駅

えちごトキめき鉄道

■日本海ひすいライン

梶屋敷駅 - 浦本駅 - 能生駅

浦本駅は、鉄道ファンだけでなく、サイクリストや観光客にも人気のスポットです。美しい景色を眺めながら、のんびりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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