長野駅

長野駅（ながのえき）

長野駅は、長野県長野市大字栗田および南千歳一丁目に位置する主要な駅であり、東日本旅客鉄道（JR東日本）、しなの鉄道、長野電鉄（長電）の3つの鉄道会社が利用できます。この駅は、県庁所在地である長野市の中心となるターミナル駅であり、標高は361メートルです。北陸新幹線では、特急「あさま」の始終点であるほか、特急「かがやき」と「はくたか」の全列車も停車します。マネジメントコードは▲511114です。

乗り入れ路線

長野駅には、JR東日本の北陸新幹線と信越本線、しなの鉄道の北しなの線、長野電鉄の長野線が乗り入れています。長野電鉄の駅には「N1」という駅番号が付与されています。信越本線は長野県内ではこの駅が終点、北しなの線と長野線はこの駅から出発します。また、信越本線の他にも、豊野駅を起点とする飯山線の列車や、篠ノ井駅を終点とする篠ノ井線、およびしなの鉄道のしなの鉄道線の列車も乗り入れています。これらの路線はもともと信越本線の一部であり、その後の経営分離によって現在の形となりました。

歴史的沿革

長野駅の歴史は1888年（明治21年）にさかのぼります。その年の5月1日には国有鉄道関山駅から当駅間が開通し、長野駅が開業しました。続いて8月15日には、国有鉄道の当駅から上田駅間が開通し途中駅となります。1902年に木造2階建ての駅舎に改築され、1909年には信越線と命名されることとなり、年々駅は発展を遂げていきました。特に1987年には国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本とJR貨物の駅となりました。1996年には、近代的なデザインの橋上駅舎に改築され、現在の形姿となっています。

駅構造

長野駅は、地上駅の橋上駅であり、計5面9線のホームを有します。在来線ホームは西側に3面5線、新幹線ホームは東側に2面4線体制で構成されています。特急「しなの」は全列車が6番線、定期「かがやき」は12番線（下り）・13番線（上り）で運行されます。一般の信越本線や篠ノ井線の各種列車も利用されています。

駅弁と飲食施設

長野駅のグルメとしては、信州蕎麦などの駅そばが人気で、複数の飲食店が駅内にあります。特に東口に位置するそば処や、在来線ホームの蕎麦処も好評です。また、駅ビル「MIDORI」の中にはさらに多くの飲食店やショッピング施設が整っています。

利用状況

2023年度のデータによると、JR東日本の1日平均乗車人員は19,286人、新幹線の乗車人員は7,412人でした。長野電鉄もそれに続き、この地域の重要な交通拠点となっています。

駅周辺の利便性

長野駅は、周辺の観光地へのアクセスも良好で、バス路線も充実。特に善光寺へのアクセスが容易なことから、多くの観光客が訪れます。また、駅の両口（善光寺口と東口）は都市の繁華街に直接繋がっており、公共交通機関としての役割も担っています。

長野駅は、その歴史や路線網の広がり、利便性から長野県の交通の要所として位置付けられています。これからも地域の発展と共に、その役割を果たしていくことでしょう。

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