梶屋敷駅

梶屋敷駅：歴史と自然が息づく、えちごトキめき鉄道の駅

梶屋敷駅は、新潟県糸魚川市大字田伏字川成に位置する、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの駅です。地域の方々にとって大切な交通拠点であるとともに、鉄道の歴史を今に伝える存在でもあります。

歴史

梶屋敷駅は、1912年（大正元年）に国鉄信越線の延伸に伴い開業しました。当初は一般駅として、人や物の輸送を担っていました。

1912年（大正元年）12月16日：国鉄信越線の名立駅 - 糸魚川駅間延伸時に開業（一般駅）。
1913年（大正2年）4月1日：線路名称改定により北陸本線に編入。
1969年（昭和44年）10月1日：貨物の取扱を廃止し、旅客駅となる。
1970年（昭和45年）4月13日：荷物の取扱を廃止。同時に無人駅化。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化によりJR西日本の駅となる。
2015年（平成27年）3月14日：北陸新幹線延伸開業に伴い、えちごトキめき鉄道に移管。

時代の流れとともに、駅の役割も変化してきました。貨物や荷物の取り扱いが廃止され、無人駅となる時期もありましたが、2015年からはえちごトキめき鉄道の駅として、新たなスタートを切っています。

駅構造

梶屋敷駅は、2面3線のホームを持つ地上駅です。駅舎に接して単式ホームが1面、線路を挟んで島式ホームが1面あります。ホームは跨線橋で繋がっています。

単式ホーム1面1線
島式ホーム1面2線

えちご押上ひすい海岸駅との間には交直セクションが設けられており、糸魚川寄りが交流区間、直江津寄りが直流区間となっています。島式ホームの駅舎側の線路は、現在は保守用の待機線として使用されています。

駅舎は木造平屋建てで、懐かしい雰囲気を漂わせています。内部は改装されており、待合所のほか、かつて使用されていた出札口や改札が残されています。無人駅ですが、かつては自動券売機が設置されていた時期もありました。

島式ホーム上には待合所が設けられており、利用者の休憩スペースとなっています。

利用状況

近年の一日平均乗車人員は以下の通りです。

（具体的な乗車人員データは省略）

駅周辺

梶屋敷駅の周辺には、比較的大きな集落が広がっています。駅前には糸魚川信用組合の支店があり、地域の方々の生活を支えています。糸魚川の中心部から続く市街地の一角を担っています。

大和川海水浴場
梶屋敷郵便局
糸魚川信用組合梶屋敷支店
ひすい農業協同組合（JAひすい）大和川支店
糸魚川市立大和川小学校
糸魚川市立糸魚川東中学校
国道8号
糸魚川バス「梶屋敷駅前」停留所
コメリハード&グリーン梶屋敷店

隣の駅

えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン

えちご押上ひすい海岸駅 - 梶屋敷駅 - 浦本駅

梶屋敷駅は、地域の足として、また鉄道の歴史を伝える駅として、これからもその役割を果たし続けるでしょう。駅を訪れる人々は、ノスタルジックな雰囲気に包まれながら、穏やかな時間を過ごすことができます。

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