シングル「浪漫-ROMAN-」の概要
「浪漫-ROMAN-」は、日本テレビ系の番組『
とんねるずの生でダラダラいかせて!!』から誕生した
演歌デュオ「憲三郎&ジョージ山本」による、唯一の
シングルです。この楽曲は
1996年5月17日にOYAJI RECORDS(
ポニーキャニオン)からリリースされ、音楽シーンに衝撃を与えました。
オリコンチャートでは最高25位を記録し、最終的な売り上げは約23万枚に達しました。また、この曲は当時のオリコン
演歌チャートで連続1位を達成するなど、
演歌界でのヒット作として名を馳せました。累計売上は45万枚以上に達し、デュオの人気を裏付ける成功を収めました。
デュオのメンバー
「憲三郎&ジョージ山本」は、
木梨憲武さんを「憲三郎」とし、歌手の
山本譲二さんを「ジョージ山本」としています。この2人の組み合わせは、
演歌界のスーパースターである
北島三郎さんによって全面プロデュースされました。北島さんは、ペンネームの原譲二名義で楽曲提供を行い、彼の音楽のスタイルが色濃く反映されています。
紅白歌合戦への出場
発売から約半年後の
1996年の大晦日、憲三郎&ジョージ山本は『
第47回NHK紅白歌合戦』に出場しました。この特別なステージでは、司会を務めた古舘伊知郎さんや北島さん、
五木ひろしさんが見守る中、憲三郎は北島の物真似をしながら熱唱しました。観客も大いに盛り上がり、歌手別視聴率では4位を記録するなど、大成功を収めました。北島さんは「浪漫-ROMAN-」を作曲する際に、マドンナの楽曲を聴きながらインスパイアを受けたと語っています。
受賞歴とメディア出演
紅白歌合戦に出場した同日に、憲三郎&ジョージ山本はTBS系の「
第38回日本レコード大賞企画賞」を受賞し、名誉ある結果を残しました。また、当日はTBSとNHK間をバス移動するという珍しいシーンも登場し、話題をさらいました。さらに、ジョージ山本こと
山本譲二さんは、
テレビ東京系の『第29回年忘れにっぽんの歌』にも出演し、この年は3つの異なる番組でパフォーマンスを行う多忙ぶりを見せました。
復活とコロナ下での活動
2020年1月22日には、ストリーミングサービスで「浪漫-ROMAN-」が配信解禁され、多くの新しいリスナーに触れる機会を与えました。その後の4月19日には、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、著名人が参加した「うたつなぎ」イベントで
木梨憲武さんが参加し、この
シングルとともに「
ガンバレ日本」も歌唱しました。これにより、曲は新たな形で再び注目を集めました。
収録曲情報
シングル「浪漫-ROMAN-」には二つの楽曲が収録されています。全ての作詞・作曲は「原譲二」によるもので、収録内容は以下の通りです。
- - 浪漫-ROMAN-(原案:憲三郎、編曲:川村栄二)
- - ブラ踊り(編曲:鈴木操)
- - 浪漫-ROMAN-(オリジナルカラオケ)
- - ブラ踊り(オリジナルカラオケ)
この楽曲は、憲三郎&ジョージ山本の名を広め、
演歌の新たなスタイルを確立した一曲です。