浮田茂太郎

浮田茂太郎：都市行政を担った政治家

浮田茂太郎は、1883年1月8日に生まれ、大正から昭和時代前期にかけて活躍した政治家です。山口県下関市長、防府市長を歴任し、都市の発展に尽力しました。没年は不明です。

経歴

香川県出身の浮田茂太郎は、浮田芳平の長男として生まれ、1913年に家督を相続しました。1910年に東京帝国大学法科大学政治学科を卒業後、東京鉄道会社に入社し、社会人としてのキャリアをスタートさせます。

1911年8月には東京市事務員となり、行政の世界へ足を踏み入れました。1919年6月には同市主事に昇進し、着実にキャリアを重ねていきます。そして、1923年2月には下関市助役に就任し、地方行政に携わることになります。

1927年1月、浮田茂太郎は下関市長に就任します。市長として都市の発展に尽力し、1931年1月に満期退職するまでその任を務めました。その後、京都市主事、同市理事、香川県育英会学監兼監事を経て、1938年3月5日には防府市長に就任しました。

浮田茂太郎の足跡は、日本の都市行政の発展に貢献した政治家としての姿を今に伝えています。

参考文献

帝国自治協会『全国市長銘鑑 : 自治制実施五十周年記念』帝国自治協会、1938年。
人事興信所 編『人事興信録 第12版 上』人事興信所、1939年。
* 日外アソシエーツ 編集『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年。ISBN 4816929304。

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