海の森

海の森（うみのもり）

概要

海の森は、東京都江東区の南西沿岸部に位置する埋立地であり、行政地名としては海の森一丁目から三丁目までが存在します。2020年6月25日に全域で住居表示が実施されました。この地域は、中央防波堤埋立地の一部であり、中央防波堤の内側にあたる敷地と、外側の一部を含んでいます。町名設定前は「江東区青海三丁目地先」などと暫定的に呼ばれていました。

地理

海の森は、海路を挟んで北側の青海と接しており、南岸は中央防波堤と一体化しています。さらに南側には、中央防波堤外側埋立地や新海面処分場が広がっています。この地理的な特徴から、海の森は東京湾における重要な位置を占めています。

歴史

かつて海の森は、夢の島や若洲と同様にごみ処分場として利用されていました。しかし、その役割を終えた後、東京都港湾局によって海の森公園の造成が始まり、緑豊かな空間へと生まれ変わりました。2019年に江東区が町名案を公募した際、「海の森」が最も多く選ばれ、その親しみやすさや自然をイメージできること、そしてオリンピック・パラリンピックのレガシーとなり得るという理由から、正式な町名として採用されました。

沿革

1973年（昭和48年）：中央防波堤内側埋立地として埋め立て開始。
1986年（昭和61年）：埋め立て終了。
2020年（令和2年）
4月1日：江東区の町名として成立。
6月25日：住居表示実施。

交通

海の森へのアクセスは、主に以下のトンネルや橋を経由します。

第二航路トンネル: 青海と接続。
東京港海の森トンネル: 有明と接続。
臨海トンネル: 中央防波堤外側埋立地（海の森三丁目地先および大田区令和島）を経由して大田区城南島と接続。
東京ゲートブリッジ: 江東区若洲と接続。

これらのトンネルや橋は、歩行者、軽車両、原付バイクは通行不可のため、自動車、バイク、または都営バスを利用する必要があります。

バス

都営バス 波01系統: 東京テレポート駅発着（テレコムセンター駅前経由）の「中央防波堤行き」

環境局中防合同庁舎停留所
中央防波堤停留所

海の森水上競技場: 東京臨海高速鉄道りんかい線国際展示場駅から無料シャトルバスが運行。

事業所

2021年の経済センサス調査によると、事業所数と従業員数が存在しますが、具体的な数値は省略します。

施設

中央防波堤内側ばら物埠頭
中央防波堤内側外貿雑貨埠頭
東京税関青海コンテナ検査センター
東京二十三区清掃一部事務組合中防処理施設
東京都環境局中防合同庁舎
東京都建設発生土再利用センター
海の森公園
海の森水上競技場
東京臨海風力発電所

その他

郵便番号: 135-0066（集配局：晴海郵便局）
町名設定以前は135-0064が暫定的に使用されていました。
中央防波堤の郵便番号は135-0065ですが、暫定住所でも配達されます。

関連項目

中央防波堤埋立地
令和島
新海面処分場
ごみ問題
東京ゴミ戦争
夢の島

外部リンク

東京都環境局のウェブサイトへのリンクは不記載'>都の廃棄物埋立処分場｜東京都環境局 廃棄物と資源循環
* 東京都環境局のウェブサイトへのリンクは不記載'>都の廃棄物埋立処分場 メニュー | 東京都環境局 廃棄物と資源循環

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