淡水駅

概要

淡水駅（たんすいえき）は台湾の新北市淡水区にあり、台北捷運の淡水信義線に属する駅です。駅の番号は「R28」で、台湾の一般鉄道駅の中では最北端にあたります。本記事では、現在の捷運淡水駅に加えて、かつて存在した台湾鉄路管理局淡水線の旧淡水駅についても触れます。

歴史

台鉄淡水駅

淡水駅の歴史は1901年に始まります。台湾総督府鉄道が淡水線を開通させた際、初めての淡水停車場が開業しました。その後、1951年には二代目の駅舎が完成しましたが、1988年に淡水線の運行が終了し、翌日には廃止となりました。このタイミングで捷運の建設が進められます。

捷運淡水駅

1997年3月28日、捷運淡水線の開通に伴い、現在の捷運淡水駅が開業しました。駅名は当初「Tamshui Station」でしたが、2003年に「Danshui Station」に変更され、さらに2011年には「Tamsui Station」へと改められました。2015年には可動式のホーム柵が導入され、2019年12月には新たに3号出口が利用可能となりました。

駅の構造

淡水駅は高架に位置する島式ホームを持ち、1面2線からなります。ホームと改札口は階段を通じて繋がっており、エレベーターはホームの北端に設置されています。トイレは改札内1階に位置しています。

駅出入口

この駅には3つの出口があり、うち2つは東側、中の1つは西側にあります。

• - 出口1：中正路
• - 出口2：学府路
• - 出口3：金色水岸

利用状況

淡水駅は観光スポットのアクセスが良く、週末には多くの利用者で混雑します。駅のすぐ近くには淡水老街という観光名所があり、地元の屋台やお土産店などが立ち並びます。また、淡水河を利用する交通手段が充実しており、八里や漁人碼頭などへのアクセスもスムーズです。

駅周辺の観光名所

駅周辺には数多くの観光名所があります。淡水河畔では美しい夕日を楽しむことができるほか、河川公園や淡水河岸の自転車道も整備されています。淡水老街では地元の名産を味わったり、お土産を購入したりすることができます。また、淡江大学や公共の自転車「YouBike」のステーションも近くにあります。

バス路線

淡水駅の近くには多くのバス路線があり、捷運に加えて、東側および北側には「捷運淡水站」というバス停が設けられています。ここからは淡海、漁人碼頭、北海岸、八里などへのバスが頻繁に運行されています。

隣接駅

淡水駅の隣には紅樹林駅（R27）があり、台北捷運淡水信義線のルートの中で便利な接続が可能です。かつての淡水線では竹囲駅も隣接していましたが、現在は廃線となっています。

まとめ

淡水駅はただの交通の要所だけでなく、その周辺に多くの観光名所が点在し、訪れるものに様々な体験を提供しています。歴史的な背景も持つこの場所は、観光客にとっても魅力的なスポットとなっており、台湾の文化や自然を感じるには最適な場所です。

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