深江出入口

深江出入口

概要

深江出入口（ふかえでいりぐち）は、主要な東西方向の交通軸である阪神高速道路3号神戸線上に設けられたインターチェンジの一つです。兵庫県神戸市東灘区に位置し、この地域における高速道路へのアクセスポイントとして機能しています。

本出入口の最大の特徴は、「ハーフインターチェンジ」である点にあります。これは、高速道路の進行方向に対して、流入または流出の一方のみが可能である形式を指します。深江出入口の場合、神戸方面からの流出（出口）と、神戸方面への流入（入口）のみが利用可能です。したがって、大阪方面から来て深江で降りることはできますが、深江から流入して大阪方面へ向かうことはできません。また、神戸方面から来て深江で降りることはできませんし、深江から流入して神戸方面へ向かうことになります。

接続道路

深江出入口が接続するのは、一般国道である国道43号です。この国道は、阪神高速道路3号神戸線とほぼ並行しており、「第二阪神国道」という別称でも広く知られています。深江出入口を利用することで、阪神高速と国道43号の間を行き来することが可能となり、周辺地域やその先の目的地へのアクセスを円滑にしています。

料金所

本出入口には、深江料金所が併設されています。この料金所は、阪神高速道路の利用料金を収受するための施設です。料金所のブース構成は以下の通りです。

ブース総数: 2箇所
ETC専用ブース: 1箇所
ETC/一般ブース: 1箇所

ETC専用ブースは、ETC車載器を搭載した車両のみが通行できます。ETC/一般ブースは、ETC搭載車だけでなく、現金やクレジットカード等で料金を支払う一般車両も利用可能です。この構成は、ETC利用の普及に対応しつつ、非ETC利用者にも対応できるよう配慮されています。

周辺環境

深江出入口の周辺には、いくつかの主要な施設や地域資源が存在します。特に目立つのは、神戸大学海事科学部キャンパスです。このキャンパスは、海の科学や技術に関する教育研究が行われている場所であり、多くの学生や教職員が通学・通勤に利用しています。深江出入口は、大学関係者や訪問者にとって、高速道路を利用したアクセス手段として重要な役割を果たしています。また、周辺は住宅地や商業施設も点在しており、地域住民の生活動線にも関わっています。

路線上の位置

阪神高速3号神戸線における深江出入口の位置は、隣接するインターチェンジとの関係で見るとより明確になります。

大阪方面からの場合（下り線）： 芦屋出入口（3-11）を通過し、その直後にある芦屋TB（本線料金所）を通過すると、次に現れるのが深江出入口（3-12、出口のみ）です。ここで高速道路から流出することができます。
* 神戸方面への場合（上り線）： 魚崎出入口（3-13）の一つ手前にあるのが深江出入口（3-12、入口のみ）です。ここから高速道路へ流入し、神戸方面へと向かうことができます。

このように、芦屋出入口と魚崎出入口の間に位置しており、特定の方向へのアクセスのみを担う構造となっています。

関連情報

日本の高速道路インターチェンジに関する一般的な情報は、「日本のインターチェンジ一覧」といった項目で参照できます。阪神高速道路株式会社の公式サイトでは、最新の交通情報や料金、利用案内などが提供されており、深江出入口の利用に関する詳細な情報も確認することができます。高速道路を利用する際には、事前にこういった情報を確認することが推奨されます。

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