深草駿哉

深草 駿哉について

プロフィール

深草 駿哉（ふかくさ ゆうや）は、2001年8月10日に宮崎県で生まれたプロ野球選手で、現在はくふうハヤテベンチャーズ静岡に所属している捕手です。彼はその強肩と果敢なプレースタイルで知られており、そのキャリアは早くから注目されています。

来歴

プロ入り前

深草は小学1年生の時に野球を始め、その後投手や遊撃手としてプレーしましたが、日章学園中学校に進学後、強肩を生かすべく捕手へと転向しました。中学3年生の時には、2016年度の全日本少年夏季軟式野球大会において、チームをベスト8に導く活躍を見せました。

日章学園高等学校に進学すると、監督からの指示により一時は投手としてプレーしましたが、1年冬に捕手への再転向を希望し、2年生からは正捕手としてチームに貢献しました。彼はその強肩により「走られたのをほとんど見たことがない」と高く評価され、また、2018年の秋季九州大会では、打撃面でも成果を上げ、11打数8安打を記録するなど、チームの重要な選手となりました。3年時には、第91回選抜高等学校野球大会にも出場しています。

2020年には社会人野球の熊本ゴールデンラークスに入団し、本格的なプロ選手としての道を歩み始めました。

KAL・熊本時代

熊本ゴールデンラークスは2021年に新たに火の国サラマンダーズとして再編成され、深草はこのチームに所属します。最初の年には43試合に出場し、打率.240、1本塁打、10打点を記録しました。

翌2022年には48試合に出場し、打率.231、2本塁打、15打点をマーク。特に九州アジアリーグ連覇後の独立リーググランドチャンピオンシップにおいては、初の日本一に貢献し、先発捕手としての役割を果たしました。

2023年には、アスリートコンサルタントの指導を受けて打撃力が飛躍的に向上し、70試合に出場して打率.342（リーグ5位）、5本塁打、31打点を記録しました。特に出塁率は.448（リーグ3位）に達し、三振も少ないという高い成績を残しました。この年、チームはリーグ2連覇を達成し、再び日本一にも輝き、深草はリーグのベストナインと最優秀選手賞（MVP）にも選ばれました。

くふうハヤテ時代

2024年1月にはウエスタン・リーグ参加球団のくふうハヤテベンチャーズ静岡への入団が発表され、背番号は以前の火の国時代と同じ10に決まりました。シーズンではチームの中で2番目に多い41試合にキャッチャーとして出場しましたが、打率は.175にとどまり、成長を期待されています。

選手としての特徴・人物

深草は身長163cmという小柄な体格ながら、遠投110mの強肩と、二塁まで1.77秒の送球タイムを誇る魅力的な選手です。特に、2019年のセンバツ出場時には、大会登録選手の中で最も小柄な158cmだったことでも知られています。彼のプレースタイルはガッツあふれるもので、体格を超えた競技力が多くのファンに支持されています。

また、深草は料理の腕前もあり、2021年度ドラフトで指名を受けた石森大誠とバッテリーを組んでいた際には、彼の分の食事も作るなど、グラウンド内外でのサポートも行っていました。彼の多才な一面は、選手としてのキャリアにおいて重要な要素となるでしょう。彼のこれからの活躍が大いに期待されます。

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