清水みなと祭り

清水みなと祭り

清水みなと祭り（しみずみなとまつり）は、毎年8月第1週の週末（金曜から日曜）に静岡市の清水港で開催される祭りです。この祭りは、1947年に戦後の町おこしを目的として始まり、地域住民や経済界の協力によって続けられてきました。2020年と2021年は開催されなかったものの、清水市の重要な夏のイベントとして市民に根付いています。例年、この祭りには約70万人もの参加者が集まり、地域の活気を感じることができます。

開催概要

祭りは毎年8月の第1金曜日から3日間行われます。主な会場は、静岡市清水区の中心部で、ここでは「港かっぽれ総おどり」などのイベントが実施されます。

1日目

初日は、矢倉神社での成功祈願祭や「かっぽれ奉納」、音楽パレード、清水ゆかた踊り、さらに「港かっぽれ総おどり」が行われます。この日は、祭りの雰囲気を盛り上げるイベントが盛りだくさんです。

2日目

2日目には、次郎長道中や清水マリンフェスタが催されます。自衛隊や海上保安庁の展示もあり、海に関連する内容が充実しています。

3日目

最終日には、神輿の渡御や伝統の演目「美縁」が披露され、海の広場やマリンパークステージでは多彩なプログラムが進行します。ここでは、音楽隊の演奏も楽しむことができ、夜には海上花火大会が行われ、1万発以上の花火が打ち上げられます。

港かっぽれ総おどり

祭りのハイライトとも言える「港かっぽれ総おどり」は、初日と2日目に行われ、清水区中心部のさつき通りを舞台にします。過去には、「港おどり」や「次郎長おどり」など数曲が演奏され、踊り手たちが大いに盛り上がります。1987年からは阿木燿子作詞、宇崎竜童作曲の「港かっぽれ」も加わり、さらに多彩な演目が揃いました。清水翔洋高吹奏楽部でもこの曲が演奏され、地域の文化に根付いています。

清水マリンフェスタ

清水港の日の出埠頭で行われる清水マリンフェスタでは、自衛隊の兵器展示や航空自衛隊の展示飛行、巡視船の一般公開が行われ、来場者にとって非常に人気のあるイベントです。

次郎長道中

次郎長道中は、地元の商店街が主催し、役者たちが清水次郎長とその仲間たちを演じるパフォーマンスです。衣装を身に纏った俳優たちが街を練り歩き、観客に向けて寸劇や踊りを披露します。

海上花火大会

祭りの最終日には海上花火大会が行われ、観客たちは荘厳な花火を眺めながら特別な締めくくりを迎えます。このイベントは、多くの人々が楽しみにしているもので、清水みなと祭りの集大成とも言えます。

まとめ

清水みなと祭りは、地域の歴史と文化を体感できる貴重な機会です。毎年、多くの人々がこの祭りを楽しみにし、地域の絆を深めています。次回の祭りも、ぜひ楽しみにしておきましょう。

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