清水忠史

清水忠史（しみず ただし）について

清水忠史は1968年5月5日生まれの日本の政治家で、元漫才師としても知られています。彼は日本共産党に所属し、衆議院議員を2期務めました。また、日本共産党中央委員や大阪府委員会副委員長としても活動しています。

生い立ちとキャリアの初期

大阪府吹田市で生まれた清水は、大阪経済大学の経営学部II部を中退した後、飲食業に従事しつつ、1993年から1995年まで松竹芸能に所属し「ツインタワー」という漫才コンビで活動しました。彼と同じく当時の同期にはオセロやますだおかだがいました。この時期に培った表現力とコミュニケーション能力は、後の政治活動にも影響を与えていると考えられます。

1995年には阪神淡路大震災が発生し、彼はボランティア活動を通じて日本共産党に関心を持ち、1997年に入党しました。これをきっかけに、社会問題に対する深い理解と感受性を育んでいきました。

政治活動の歩み

2003年、清水は大阪府議会の候補として出馬し、その後2007年には大阪市会議員選挙に福島区から立候補し、トップ当選を果たしました。この選挙は20年ぶりに日本共産党が同区で議席を獲得する歴史的なものでした。市議としての任期途中の2010年には、参議院選挙への挑戦を決断し、いったん議員職を辞しました。しかし、残念ながら当選には至りませんでした。

彼の市議会議員としての活動では、大阪厚生年金病院の保護運動や、場外車券売場の進出反対などに積極的に取り組みました。また、原発の再稼働反対、日米安保政策への反対、集団的自衛権の行使に反対するなど、さまざまな政策を掲げています。

2012年の衆議院選挙に大阪4区から立候補したものの落選し、2014年には再び挑戦し、小選挙区では敗れたものの比例代表で初当選を果たしました。その後、2017年に再度大阪4区から出馬しましたが、今度は落選しました。

現在の活動と政策

2019年、衆議院議員の宮本岳志が補欠選挙に立候補したことに伴い、清水は議員職を辞し、その後繰り上げ当選が認められました。2020年12月には新型コロナウイルスに感染したことを公表し、医療や公衆衛生の重要性についても訴えてきました。

2023年には、次期総選挙に向けて大阪4区からの立候補が発表され、彼の政治活動がさらに注目されています。清水は、憲法改正や集団的自衛権の行使に反対し、原発の必要性を否定しています。また、企業の団体献金の廃止やヘイトスピーチの法律規制、選択的夫婦別姓の導入に賛成する意見も持っています。

趣味とエピソード

清水の特技には合気道やバナナの叩き売りがあります。特にバナナの叩き売りに関しては、「極楽亭ぺんぎん」という芸名も持っています。また、彼は「ラジオ派遣村」のパーソナリティを務め、貧困問題に対する意識を高める活動も行っており、この番組は貧困ジャーナリズム賞を受賞しました。

清水忠史は多彩な経歴と強い信念を持ち、政治活動や社会問題への取り組みにおいて幅広い影響を与えている政治家であります。

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