清水節

清水節（しみず たかし）

清水節（1962年8月17日 - ）は、日本の映画評論家、編集者、映画ジャーナリスト、コラムニスト、そしてクリエイティブディレクターとして幅広い分野で活躍しています。

来歴と活動

東京都新宿区出身の清水氏は、日本大学藝術学部映画学科を中退後、テーマパーク運営会社、CM制作会社、編集プロダクション、業界誌などを経て、1992年頃からフリーランスとして編集・文筆業をスタートさせました。

映画を中心とした企画、編集、執筆、批評、出演など多岐にわたる活動を展開しています。映画誌「PREMIERE 日本版」やSF映画誌「STARLOG 日本版」での編集・執筆を経て、映画情報ウェブサイト「映画.com」や「シネマトゥデイ」でのコラムや映画評論、映画誌「FLIX」でのコラム執筆、ウェブサイトの編集ディレクション、クリエイティブディレクター、アドバイザーなどを務めています。

2015年には、WOWOWのドキュメンタリー番組「ノンフィクションW」の終戦70年特別企画「撮影監督ハリー三村のヒロシマ〜カラーフィルムに残された復興への祈り〜」を企画・構成原案・取材として制作し、第53回ギャラクシー賞奨励賞を受賞、第70回文化庁芸術祭参加作品にも選ばれました。同年12月には、新潮新書からゲームクリエイター柴尾英令との共著「スター・ウォーズ学」を出版し、TOKYO FMの番組「未来授業」で同書をベースにしたトークを行いました。

また、2000年からはBSフジの映画トーク番組「映画大王」のレギュラー解説者、2003年からはJ-WAVEの情報番組「東京コンシェルジュ」で映画コンシェルジュとしてレギュラー出演。BSジャパンの映画情報番組「シネマアディクト」にも出演し、旧作名画や往年のスターについて語りました。

彫刻家・成田亨の企画展「怪獣と美術〜成田亨の造形芸術とその後の怪獣美術〜」のコーディネートも担当。海外TVドラマ『GALACTICA/ギャラクティカ|GALACTICA_ギャラクティカ』の日本上陸を働きかけ、DVDクリエイティブディレクターとしてパッケージ制作等に携わり、庵野秀明や樋口真嗣、出渕裕、大友啓史などのクリエイターや声優の坂口芳貞、女優のグレイス・パークらをイベントに招き、作品の普及に尽力しました。

ネット上での映画批評は、「映画.com」から「シネマトゥデイ」に移って執筆を続けています。

執筆活動

清水氏は、数多くの雑誌や書籍に寄稿しています。

季刊誌「kotoba」2016年春号：特集「映画と本の意外な関係」
Pen「史上最強の007を目撃せよ。」
書籍「観ずに死ねるか!! 傑作絶望シネマ88」
劇団民藝「光の国から僕らのために―金城哲夫伝―」劇場プログラム
「QTクエンティン・タランティーノ アルティメットガイド」
「新しき土」
「観ずに死ねるか！傑作ドキュメンタリー88」
「大映特撮映画大全」
フィギュア誌 「COOLTOYS」
SF映画誌 「STARLOG 日本版」
映画誌「PREMIERE 日本版」
映画情報サイト「映画.com」
映画・放送・音楽業界の総合ポータルサイト「文化通信.com」
映画情報サイト「シネマトゥデイ」
映画誌「FLIX」
映画誌「キネマ旬報」
ミニシアター系フリーペーパー 「Dramatic!」編集長

その他、DVDブックレットや劇場パンフレット、写真集、ムック、遺稿集など多岐にわたる媒体で執筆活動を行っています。

出演・イベント・制作

清水氏は、テレビ、ラジオ、イベントなどにも多数出演しています。

BSフジ「『プライムニュース』ウェブTV特番 八木亜希子のPRIME MOVIES」
J-WAVE「西尾由佳理　THE HUMAN」
シネマトゥデイ「『009 RE:CYBORG』ブルーレイ＆DVD発売記念 神山健治×西田征史」コーディネート
『るろうに剣心』Yahoo!映画レビュアー試写会【大友啓史監督ティーチイン】司会
J-WAVE「BOOK BAR」
BSジャパン「シネマアディクト」
J-WAVE「ULTRASEVEN ANTHOLOGY あの日、確かにセブンがいた」ナビゲーター

また、各種シンポジウムや講座の講師、ラジオCMの制作、イベントの企画・構成・司会進行なども手掛けています。

エピソード

清水氏は、映画に対する深い愛情と知識、そして独自の視点から、様々なエピソードを生み出しています。ラジオ番組での映画プレゼン企画では、長谷川和彦監督の「太陽を盗んだ男」を上映させるために、監督本人やファンに協力を呼びかけるなど、情熱的な活動が知られています。

編著

新潮新書「スター・ウォーズ学」共著（新潮社）
映画「ラストコンサート」ノベライズ
海外TVドラマ「THE 4400」ノベライズ
映画「カーズ」 ノベライズ
映画「遊星からの物体X」ノベライズ
映画「WALL・E／ウォーリー」ノベライズ

清水節は、その幅広い知識と独自の視点、そして情熱的な活動を通じて、映画文化の発展に大きく貢献している人物と言えるでしょう。

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