清河七良

清河七良の生涯と業績

清河七良（きよかわ しちりょう、1915年2月10日 - 2004年8月24日）は、富山県において村長および市長として活躍した著名な政治家です。彼は、特に地域の発展と福祉に多大な貢献をし、その成果は今も地域社会に残っています。

初期の経歴

清河七良は、朝鮮半島の鎮海に生まれ、七人兄弟姉妹の6番目として育ちました。1928年に鎮海尋常高等小学校を卒業し、1933年には釜山公立中学校を卒業。その後1936年には立命館大学専門部文科を卒業し、教育の道を歩み始めました。初めは教員としてのキャリアをスタートさせ、さまざまな学校で教鞭を執ることになります。

戦後の復職と政治活動

太平洋戦争中には、1944年に召集されシンガポールでの戦争を経験しましたが、1947年には日本へ帰国し、再び教育の現場に戻ります。1948年には松倉村の村長に就任し、地域の発展に尽力しました。特に、魚津市の市制施行に貢献し、1952年からは事務吏員として市役所で重要な役割を担いました。

魚津市長としての実績

1960年代には市の収入役、助役を経て、1972年には魚津市長に初当選。この役職を1992年まで続け、彼の在任期間は地域医療や福祉、教育に長きにわたりまたがりました。特に、特別養護老人ホーム『新川ヴィーラ』の設立（1976年）は、彼の福祉に対する深い理解と情熱を示すものです。彼はまた、魚津病院を運営する七徳会の代表としても活躍し、地域医療に対する貢献も顕著でした。

受賞歴と功績

清河七良は、その政治における貢献が認められ、1954年には自治大臣表彰を受けています。この授与は、彼が魚津区域での町村合併を推進し市誕生に尽力したことによるものです。さらに、1976年には藍綬褒章、1992年には勲三等瑞宝章を受賞し、地域に対する奉仕が高く評価されました。

最晩年と遺産

2004年8月26日、清河七良は魚津病院にて89歳で亡くなりました。彼の死後、正四位に叙され、多くの人々から慕われる存在であり続けました。死後には新川文化ホールでお別れの会が開かれ、彼の遺志が受け継がれていることが示されました。

彼の人生は、多くの人々に感銘を与え、地域社会の発展と福祉の向上に寄与したことが評価されています。清河七良の業績は、今後も富山県や魚津市の発展に影響を与え続けることでしょう。

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