清閑寺良貞

清閑寺良貞（せいかんじ ながさだ）

清閑寺良貞は、1888年（明治21年）7月30日に生まれ、1951年（昭和26年）12月12日に没した、大正から昭和前期にかけての人物です。彼は宮内官、政治家、そして華族として活躍し、貴族院伯爵議員も務めました。

生い立ちと家督

良貞は、子爵・吉田良義の二男として生まれました。その後、伯爵・清閑寺経房の養子となり、清閑寺家を継承します。1938年（昭和13年）1月15日、養父である経房の隠居に伴い、伯爵の爵位を襲爵しました。

学歴と官僚としての経歴

1915年（大正4年）に京都帝国大学法科大学を卒業。その後、1926年（大正15年）以降、主猟官、式部官、皇太后宮事務官、同会計課長など、宮内省で数々の要職を歴任しました。

貴族院議員としての活動

1946年（昭和21年）6月27日、貴族院伯爵議員補欠選挙で当選し、貴族院議員となります。研究会に所属し、活動。1947年（昭和22年）5月2日の貴族院廃止までその職にありました。

親族

養母：清閑寺修子（ながこ、壬生基修二女）
夫人：清閑寺歌子（養父長女）
長男：清閑寺経泰
二男：池尻貞光（池尻基房養子）

参考文献

人事興信所編『人事興信録 第14版 上』人事興信所、1943年。
『貴族院要覧（丙）』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成 上巻』霞会館、1996年。

清閑寺良貞は、激動の時代を生きた人物であり、宮内官、政治家、華族という多岐にわたる分野でその才能を発揮しました。彼の足跡は、日本の近代史を研究する上で貴重な資料となっています。

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