渚 (松本市)

渚（なぎさ）

概要

渚は、長野県松本市の市街地西側に位置する町名です。行政地名としては、渚1丁目から渚4丁目までが存在し、住居表示が実施されています。この地名は、古代に松本盆地が湖であったことに由来しており、その名残として、現在も南の一部を除くほぼ全域が川に囲まれています。具体的には、西を奈良井川、東と北を田川が流れています。

歴史

江戸時代には、渚村（名木沢村とも呼ばれた）および白板村の向白板地区として存在していました。古くから野麦街道が東西に通っていたため、交通の要所として賑わっていました。その流れは現代にも引き継がれ、現在も国道19号、国道158号、国道143号が交わる交通の要衝となっています。特に国道19号は、市内でも最も渋滞が激しい道路として知られていましたが、2014年3月には拡張工事が完了し、交通の円滑化が図られました。地域には、内城、大河原、中村、宮本などの俗地名も残っています。

沿革

渚の住居表示は、1966年（昭和41年）7月1日に1～3丁目で実施され、その後、1985年（昭和60年）2月12日には4丁目でも実施されました。これにより、住所がより明確になり、地域住民の生活に利便性をもたらしました。

世帯数と人口

2018年（平成30年）10月1日現在、渚の世帯数と人口は以下の通りです。

（具体的な数値は省略）

交通

渚は、交通の便が良い地域です。以下の道路や交通機関が利用可能です。

国道19号
国道143号
国道158号
アルピコ交通上高地線 渚駅

施設

渚には、様々な施設が存在します。主な施設としては、松本広域消防局本部、松本警察署、アルピコ交通渚駅、なぎさライフサイト、長野銀行本店、常徳寺、丸の内病院などがあります。

特に、2004年にオープンした「なぎさライフサイト（NLS）」は、食品スーパー、家電量販店、スポーツジム、ゲームセンター、スーパー銭湯、レンタルビデオチェーン、ドラッグストア、レストランなどからなる複合商業施設であり、地域の中核的な存在となっています。以前は郊外型の専門店が多かったものの、核となる商業施設がなかったこの地域にとって、なぎさライフサイトのオープンは大きな転換点となりました。幹線道路から一歩入れば住宅地が広がり、松本駅西口にも近いため、マンションも多く見られます。

関連項目

渚 - 曖昧さ回避のページ)

脚注

（脚注の具体的な内容は省略）

外部リンク

なぎさライフサイト（都市みらい推進機構のサイト）
* なぎさライフサイト｜松本市 長野県のiターン・観光情報【E-CURE】

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