渡瀬ゆき

渡瀬 ゆきについて

渡瀬 ゆき（わたせ ゆき、1960年2月14日生まれ）は、日本の元女優であり、現在は映画とテレビのプロデューサーとして活躍しています。本名は升本 由喜子（ますもと ゆきこ）で、神奈川県の鎌倉市に生まれました。彼女は演劇集団 円研究所で学んだ後、本名でデビューし、その名を様々な作品で知られるようになりました。さらに、彼女の実父は松竹の元映画プロデューサーである升本喜年であり、弟は弁護士の升本喜郎という家族背景があります。

来歴

渡瀬は早稲田大学を中退し、劇団に所属した後、1980年に『太陽にほえろ!』で本名でデビューを果たしました。この作品での成功を受け、彼女は「渡瀬由喜子」に改名し、特に『西部警察』での出演により知名度を上げました。1983年から1987年まで続いた『太陽にほえろ!』では、澤村誠刑事の妻である泉役をセミレギュラーとして演じました。この作品は彼女の代表作となり、彼女の演技力を広く知らしめる契機となりました。

『太陽にほえろ!』の終了後、彼女はプロデューサー業に転身し、父が設立したプロダクション「梟雄舎」に移籍しました。現在、同社の代表取締役を務め、数多くの作品に携わっています。特技としては英会話、ピアノ、ダンスがあり、その多才さも彼女の魅力の一つです。

主な出演歴

テレビドラマ

• - 太陽にほえろ! (NTV / 東宝)

- 第403話「罪と罰」(1980年)
- 第562話「ブルース刑事登場!」(1983年)
- 各エピソードにおいて澤村泉役を演じ、計11話に出演

• - 西部警察 (ANB / 石原プロ)

- 第48話「別離のブランデーグラス」(1980年)
- その他のエピソードでも印象的な役を複数演じました。

映画

• - 修羅の群れ（1984年）
• - Wの悲劇（1984年）

この他にも、舞台や他のテレビドラマに出演しており、多彩なキャリアを持っています。

プロデューサーとしての業績

渡瀬は、プロデューサーとしても高い評価を受けており、様々なジャンルのテレビドラマや映画を手掛けています。以下に彼女がプロデューサーを務めた代表的な作品を紹介します。

• - 金曜エンタテイメント 獣医・佐久間亜里 ペット誘拐殺人事件（1998年）
• - 女と愛とミステリー シリーズ（2003年〜2005年）
• - エリカ38（2019年）

また、映画『わが青春つきるとも 伊藤千代子の生涯』（2022年）ではキャスティングを担当し、作品のクオリティ向上に貢献しました。

結び

渡瀬ゆきは、女優としてのキャリアを経て、現在はプロデューサーとしての道を歩んでいます。彼女の幅広い経験と才能は、映画やテレビ作品において重要な役割を果たし続けており、今後の更なる活躍にも期待が寄せられています。

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