渡辺格 (ミュージシャン)

渡辺 格（わたなべ いたる）

渡辺格は1960年6月27日に新潟県で生まれたギタリストで、作曲家、編曲家としても知られています。彼は音楽の世界で長い歴史を持ち、数々の国内アーティストと共演してきました。1980年代から活動を開始し、当初は八神純子や斉藤由貴、崎谷健次郎といったアーティストのライブやレコーディングに参加しました。

来歴・人物

1990年に作曲家としてのキャリアを本格化させ、斉藤由貴の「予言」をはじめ、多くの楽曲を手掛けてきました。学生時代からの親友であるキーボーディスト大平勉との関係は、今でも続いています。大平の紹介によって彼はギタリスト矢吹俊郎と出会い、矢吹がプロデュースする奥井雅美のバックバンドに参加しました。このバンドで通称「いたるくん」と呼ばれ、後には水樹奈々のサポートバンドでも活動しています。水樹奈々のライブでは「イタルヴィッチ」として親しまれています。

渡辺は、明るい性格で知られ、ライブの際にはユーモアを交えたオヤジギャグを披露するなどして、ムードメーカーとしての役割を果たしています。特に水樹奈々のライブDVD「NANA MIZUKI LIVE FORMULA at SAITAMA SUPER ARENA」内の特典映像では、彼がいかに早く譜面を覚えるかについて語られています。

プライベート

彼の妻である菅井えりは、ヴォーカリストとして多くの活動をしていましたが、2016年に亡くなりました。夫妻は『erital live』というプロジェクトを立ち上げ、定期的にライブを行っていました。プライベートでは、野球、読書、映画鑑賞を趣味としており、特に大リーグを愛し、野茂英雄や松井秀喜、イチローのファンです。

中学時代は野球部の主将を務め、現在も草野球チーム『246フラワーズ』に所属しています。また、司馬遼太郎の『関ヶ原』を好み、映画に関しては『明日に向かって撃て!』などが気に入っているといいます。

音楽性と活動

渡辺は、崎谷健次郎を尊敬し、彼との共演も多くあります。現在、彼はハードキャンディに所属し、国内アーティストのバックバンドや菅井えりとのバンド『erital』で活動しています。また、水樹奈々のバンド「cherry boys」でも演奏しています。

過去には木梨憲武のユニット「アジサイ」にも参加しましたが、現在このユニットは活動を行っていない状況です。

主な参加アーティスト

彼は1980年代からさまざまなアーティストとレコーディングに関与しており、桐ヶ谷仁、斉藤由貴、八神純子、明石家さんまなど、数えきれないほどのアーティストの音楽に貢献してきました。1990年代には水樹奈々や永作博美、京野ことみなどとも共演し、2000年代にはさらに活躍の幅を広げています。また、彼はライブ活動でも多くのアーティストとの共演を果たしています。

渡辺格の音楽シーンでの存在は非常に多様で、彼のキャリアや個性は今後も多くの人々に影響を与え続けることでしょう。

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