渡辺美奈代 ピンクのケチャップ

渡辺美奈代 ピンクのケチャップ

『渡辺美奈代 ピンクのケチャップ』は、1987年10月12日から1988年4月7日まで、文化放送で放送されたラジオ番組です。元おニャン子クラブのメンバーで、当時人気絶頂だった渡辺美奈代がパーソナリティを務めました。

番組概要

この番組は、文化放送のナイターオフ期限定ワイド番組『15はドキドキ ピンクコング』内で放送されたフロート番組でした。ニッポン放送で放送されていた『渡辺美奈代 背のびしてルージュ』の後を受けて、文化放送でスタート。リスナーの中心層は中学生で、「喜怒哀楽をはっきりしようよ！」をテーマに、リスナーから寄せられたはがきを基に番組が構成されました。

番組では、学校での出来事や悩み相談など、リスナーの日常に寄り添ったテーマを幅広く取り上げ、渡辺美奈代自身もリスナーと一緒に考え、共感するような親しみやすい番組でした。特に、番組の最後には、前番組から引き続き「CHAO!」と挨拶するのが特徴的でした。渡辺本人は「さよなら」という言葉の持つ寂しさよりも、「また明日会おうね」という温かいニュアンスが好きだったと語っています。リスナーからのハガキも、この「CHAO」で始まり、終わるものが多かったようです。

1988年に入ると、はがきを読まれたリスナーには番組特製テレホンカードがプレゼントされました。番組は1988年4月7日に終了し、その後、渡辺美奈代は再びニッポン放送で『SONY Night Square 渡辺美奈代 恋はちょっぴり』という新たな番組をスタートさせています。

主なコーナー

番組では、リスナー参加型の様々なコーナーが設けられ、はがきを通じてリスナーとの交流を図っていました。

わかっちゃいるけどこれだけは：リスナーが「どうしてもやめられないこと」「我慢できないこと」を告白するコーナー。渡辺美奈代自身も自身の体験談を語り、リスナーと共に共感し合いました。
怒りハガキ：日常で感じた怒りのエピソードをはがきで募集。普段口に出せないような感情を吐き出す場として、リスナーに人気がありました。
私が15～16歳の頃は：渡辺美奈代が自身の学生時代を振り返りながら、リスナーからの失敗談やドジ話を紹介するコーナー。リスナーの共感を呼ぶ内容が人気でした。
クイズ・ピンクショック：渡辺美奈代に関するクイズコーナー。リスナーが電話で挑戦し、全問正解すると渡辺美奈代から電話越しの「チュッ」がプレゼントされるという企画でした。
DOKIDOKIの月曜日：リスナーがドキッとした体験談を募集して紹介するコーナー。リスナーの甘酸っぱい体験談が人気を集めました。

放送局

番組は、文化放送を制作局として、以下の放送局でネットされていました。

文化放送（制作局）：月曜 - 金曜 20:10頃 - 20:20頃
九州朝日放送：月曜 - 金曜 20:10頃 - 20:20頃（『15はドキドキ ピンクコング』を全編ネットしていたため、この番組も同時ネット）
山梨放送：月曜 - 金曜 21:10 - 21:20
* 宮崎放送：月曜 - 金曜 21:10 - 21:20

まとめ

『渡辺美奈代 ピンクのケチャップ』は、渡辺美奈代の魅力と、中学生を中心としたリスナーの日常が詰まったラジオ番組でした。はがきを通じたリスナーとの交流や、様々なコーナーを通じて、当時のリスナーに大きな影響を与えた番組といえるでしょう。

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