渡邉勇人

渡邉勇人：柔道の道

渡邉勇人（わたなべ はやと）は、1992年8月20日生まれ、千葉県成田市出身の柔道選手です。183cmの身長を生かした左組みの柔道スタイルで、足技や袖釣込腰を得意としています。現在は了徳寺学園の職員として、柔道に携わっています。

幼少期からの柔道人生

5歳という幼い頃から柔道を始め、成田柔道教室や矢野道場田仲塾で鍛錬を積みました。中学時代には、富里中学3年時に全国中学校柔道大会66kg級で3位入賞を果たし、その才能の片鱗を見せました。

東海大浦安高校・東海大学での活躍

東海大浦安高校に進学後、インターハイ81kg級で2度準優勝。東海大学に進むと、1年時に全日本ジュニアで3位に入賞。2年時には全日本学生柔道優勝大会と体重別団体で優勝メンバーの一員として貢献しました。3年時には優勝大会で再び優勝を果たすも、体重別団体では2位に。しかし、学生体重別では筑波大学の永瀬貴規選手に勝利し、見事優勝を飾りました。4年時には、優勝大会と体重別団体で優勝を勝ち取り、学生体重別でも2連覇を達成しました。

東海大学柔道部監督の上水研一朗氏は、渡邉選手について「あいつは天才肌だ。こちらが思ってもいない体勢からでも技を出して勝つこともある。それだけにはまらなかったときはあっけなく負けることもある」と評しています。

社会人での挑戦

大学卒業後も柔道を続け、講道館杯では決勝で天理大学の丸山剛毅選手を破り、初優勝を果たしました。2015年の選抜体重別では3位に入賞。その後、怪我で一時戦線を離脱しましたが、2016年の実業団体男子3部で優勝、実業個人選手権でも優勝を飾り、見事復活を遂げました。国際舞台では、グランプリ・タシュケントで2位に入賞しました。

講道館杯ではオール一本勝ちで2年ぶり2度目の優勝を成し遂げました。2017年の選抜体重別では、決勝で永瀬貴規選手に敗れ2位となりましたが、世界団体のメンバーに選出されました。

階級変更と新たな挑戦

その後、階級を90kg級に変更し、2018年の実業個人選手権では2位となりました。2021年4月からはトレーナーとしても活動を開始し、柔道界に貢献しています。

主な戦績

2007年 - 全国中学校柔道大会 3位(66kg級)
2009年 - インターハイ 2位
2010年 - 全国高校選手権 5位
2010年 - インターハイ 個人戦 2位 団体戦 5位
2011年 - 全日本ジュニア 3位
2012年 - 全日本学生柔道優勝大会 優勝
2012年 - 体重別団体 優勝
2013年 - 全日本学生柔道優勝大会 優勝
2013年 - 学生体重別 優勝
2013年 - 体重別団体 2位
2014年 - 全日本学生柔道優勝大会 優勝
2014年 - 学生体重別 優勝
2014年 - 体重別団体 優勝
2014年 - 講道館杯 優勝
2015年 - 選抜体重別 3位
2016年 - 実業団体 男子3部 優勝
2016年 - 実業個人選手権 優勝
2016年 - グランプリ・タシュケント 2位
2016年 - 講道館杯 優勝
2017年 - 選抜体重別 2位
2018年 - 実業団体 男子3部 優勝
2018年 - 実業個人選手権 2位
2019年 - 実業団体 男子2部 優勝

(出典: JudoInside.com)

関連情報

東海大学体育会柔道部

外部リンク

渡邉勇人 - JudoInside.com (英語)
渡邉勇人 - 国際柔道連盟 (英語)

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