渡邉陸

渡邉 陸のプロフィール

渡邉 陸（わたなべ りく、2000年9月24日生まれ）は、熊本県阿蘇郡西原村出身のプロ野球選手で、福岡ソフトバンクホークスに所属しています。彼は右投げ左打ちの捕手であり、高い野球スキルとリーダーシップで注目されています。

経歴

プロ入り前

渡邉選手は西原村立山西小学校に通う2年生のときに、地元の「西原村学童野球クラブ」で軟式野球を始めました。5年生の時には内野手から捕手に転向し、さらに中学校時代には「熊本大津リトルシニア」でキャプテンを務めるなど、早くからその才能が開花していました。3年生時にはホークスカップ中学硬式野球大会での優勝を果たしています。

高校は鹿児島県の神村学園高等部に進学しましたが、1年生冬に腰を痛めてしまい、2年生の夏に行われた全国高等学校野球選手権大会には参加できませんでした。しかし、2年生秋からは5番打者としてレギュラー捕手を獲得し、3年生夏の鹿児島大会では強い打撃を披露しました。残念ながら、チームは2回戦で敗退しました。

2018年のプロ野球ドラフト会議では、福岡ソフトバンクホークスから育成ドラフト1位指名を受け、契約合意。支度金300万円、年俸は360万円という条件でプロの道を歩み始めました。その際、背番号132が与えられました。

プロ入り後

2019年は二軍公式戦に出場することはなかったものの、三軍戦では44試合に出場し、打率.215、14打点、6盗塁を記録しました。2020年も二軍公式戦には登場せず、三軍戦で30試合中、打率.175、5打点、5盗塁といった成績を残しました。

2021年8月30日には支配下選手契約となり、背番号79に変更されました。

2022年は、前年のCOVID-19感染の影響を経て、開幕を2軍で迎えました。ウエスタンリーグでは公式戦に36試合出場し、打率.318、2本塁打、14打点をマーク。5月24日に一軍に昇格し、対DeNA戦で初出場を果たします。初打席は残念ながらセカンドゴロでしたが、5月28日の対広島戦では9番・捕手としてスタメン出場し、プロ初ヒットを含む3安打の活躍を見せました。6月には登録抹消となり、まだ道半ばであることを感じさせました。

選手としての特徴

渡邉選手は、強肩と強打を誇る大型捕手です。スローイング技術に優れ、試合中に相手の動きを見ながら適切なリードができる点が大きな魅力です。そして、彼は若いながらもチームの中でしっかりとした存在感を示しています。

人物

彼の目指す選手は甲斐拓也選手で、同じチームで努力する日々が続いています。また、高校時代のチームメイトである羽月隆太郎選手が広島東洋カープに入団したことも、彼にとって大きな刺激となっています。

渡邉陸のプロ野球選手としての成長は、これからのシーズンでもさらに期待されます。彼の活躍を通じて、将来が非常に楽しみです。今後もさらなる成長を遂げることが期待されています。

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