渡部陸太

渡部陸太（わたなべ りくた）は、1995年7月9日生まれ、北海道札幌市出身のスキージャンプ選手です。東京美装グループスキー部に所属しています。

幼少の頃からジャンプ台が自宅に近かったことから、大倉山小学校でスキージャンプを始めました。宮の森中学校を経て札幌日大高校に進学し、高校3年時の2013/14シーズンからジュニア指定強化選手に選出されました。同シーズンにはFISカップルシュノヴ大会に出場し、2戦目で5位入賞を果たし、FISポイントを獲得しました。翌年にはコンチネンタルカップ札幌大会にも出場しましたが、ポイント獲得には至りませんでした。

2014年4月には日本大学へ進学。2014/15シーズンもコンチネンタルカップに4戦出場しましたが、ポイント獲得はなりませんでした。ジュニア世界選手権アルマトイ大会では団体6位のメンバーに選出されました。帰国後、国体成年A組で優勝を果たしました。2015/16シーズンには、全日本学生スキー選手権大会男子1部で優勝しています。

2016/17シーズンには、ユニバーシアード・アルマトイ大会に出場しましたが、個人ノーマルヒルでは30位という結果に終わりました。2018年4月には東京美装に入社。2019/20シーズンにはFISカップルシュノヴ大会でポイントを獲得し、その直後のコンチネンタルカップでも24位、22位と好成績を収めました。しかし、翌年のワールドカップ札幌大会の国内枠をかけたコンチネンタル札幌2連戦では、上位に食い込めず、ワールドカップ出場は叶いませんでした。

2020/21シーズンは、コロナ禍により国内戦が中心となりましたが、HTB杯で社会人として初の優勝を飾り、その後も大倉山での試合で3連勝を記録するなど、国内戦で素晴らしい成績を収めました。2021/22シーズンには、サマーグランプリに初出場し、ポイントを獲得。冬季の国内戦でも2勝を挙げています。

主な成績は以下の通りです。

ジュニア世界選手権
2015年アルマトイ大会（カザフスタン）
男子団体 6位（佐藤幸椰、小林陵侑、渡部陸太、伊藤将充）

サマーグランプリ
最高順位 12位（2022シーズンまで）

コンチネンタルカップ
最高順位 14位（2022/23シーズンまで）

ユニバーシアード
2017年アルマトイ大会（カザフスタン）
個人ノーマルヒル 30位
混合団体ノーマルヒル オープン参加

国内大会
2015年
第70回国民体育大会冬季大会スキー競技会成年A組 優勝
2016年
第89回全日本学生スキー選手権大会男子1部 優勝
2021年
第48回HTBカップスキージャンプ競技大会 優勝
第62回雪印メグミルク杯全日本ジャンプ大会成年組 優勝
第32回TVh杯ジャンプ大会 優勝
2022年
第50回札幌オリンピック記念スキージャンプ競技大会男子組 優勝
第93回宮様スキー大会国際競技会ノーマルヒル成年組 優勝

渡部陸太は、今後ますますの活躍が期待される、注目のスキージャンプ選手です。

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