湘南医療大学

湘南医療大学の概要

湘南医療大学（Shonan University of Medical Sciences）は、2015年に設立された私立の医療系大学で、神奈川県横浜市戸塚区に本部があります。この大学は、地域の医療グループ「ふれあいグループ」に属しており、高度な医療人材の育成に取り組んでいます。開学時には保健医療学部のみを有し、看護師、保健師、理学療法士、作業療法士の養成を行っていました。その後、薬学部を設置し、薬剤師の育成も開始しました。

建学の理念

本学は「人を尊び、命を尊び、個を敬愛す」という建学の理念のもと、技術や知識を身に付けるだけでなく、豊かな人間性を育てることを重視しています。教育・研究を通して地域社会へ貢献できる人材の育成を目指しており、医療現場における倫理やコミュニケーション能力についても強調されています。

沿革

湘南医療大学の歴史は1994年にまで遡ります。この年に準学校法人湘南ふれあい学園が設立され、2001年に学校法人に変更されました。2004年には下田看護専門学校を開校し、2012年には湘南医療大学の設立準備室が設けられました。2014年には公式に設置認可を受け、2015年4月に開学を迎えました。

その後も教育機関としての発展を続けており、2018年には臨床医学研究所を設置し、2019年には薬学部が新設されました。2021年には新たに医療薬学科も加わり、さらに近年の2022年には横浜山手キャンパスを開校しました。このキャンパスは、看護学科の1・2年次の授業を担当しています。

所在地

湘南医療大学は、主に二つのキャンパスを運営しています。東戸塚キャンパスは、開学時からの本キャンパスで、JR東日本の東戸塚駅から徒歩約15分の距離にあります。一方、2022年に新たに開設された横浜山手キャンパスは、JR石川町駅から約8分、みなとみらい線の元町・中華街駅からも徒歩12分の便利な立地です。

学部と学科

湘南医療大学の教育は、多様な学部と学科を通じて展開されています。

• - 保健医療学部

- 看護学科
- リハビリテーション学科
- 理学療法学専攻
- 作業療法学専攻

• - 薬学部

- 医療薬学科

• - 専攻科

- 公衆衛生看護学専攻
- 助産学専攻

また、大学院には保健医療学研究科があり、修士課程として健康増進・予防領域や心身機能回復領域、助産学領域の専門課程が設けられています。

グループ校および関連施設

湘南医療大学は、茅ヶ崎看護専門学校や茅ヶ崎リハビリテーション専門学校など、複数のグループ校を運営しています。また、附属として下田看護専門学校も存在し、医療ビジネス観光福祉専門学校や幼保連携型認定こども園みどり幼稚園といった関連施設も持っています。これらの教育機関は、地域医療の発展に寄与し、専門的な知識や技術の習得を目指しています。また、関連法人として医療法人も複数あり、実践的な研修や施設利用が可能です。

湘南医療大学は、地域の医療人材を育成することで、医療の質向上に貢献し、社会に根ざした教育方針を掲げています。

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