湯沢横手道路

湯沢横手道路の詳細

湯沢横手道路は、秋田県湯沢市の雄勝こまちインターチェンジ（IC）から、横手市の国道13号婦気交差点に至る、総延長約29kmの自動車専用道路および一般道路です。この道路は、高速道路ナンバリングにおいて、自動車専用道路区間に「E13」の路線番号が割り当てられています。

概要

当初、湯沢横手道路は国道13号のバイパスとして計画されました。しかし、東北中央自動車道が国土開発幹線自動車道に組み込まれたことで、雄勝こまちICから横手ICの区間は、高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路として供用されることになりました。2023年11月30日以降、自動車専用道路区間は「東北中央自動車道」として案内表示が変更され、標識の表記変更工事も順次進められています。

2007年8月26日に須川ICから雄勝こまちICが開通し、これにより雄勝こまちICから婦気交差点までの全線が供用開始となりました。道路は、雄勝こまちICから横手IC（大堤交差点）までが自動車専用道路区間、大堤交差点から婦気交差点までが一般道路区間となっています。

自動車専用道路区間はさらに、雄勝こまちICから湯沢IC間が国土交通省管理の無料区間、湯沢ICから横手IC間が東日本高速道路（NEXCO東日本）管理の有料区間として分かれています。2010年から2011年にかけて、湯沢ICから横手IC間では無料化社会実験も実施されました。

自動車専用道路区間は暫定2車線で、最高速度は70km/hに規制されています。キロポストは、国道13号の起点である福島県を基準に設定されています。一方、一般道路区間は往復4車線で、両側に歩道が整備されており、法定速度が適用されます。

インターチェンジなど

湯沢横手道路の全区間は秋田県内に位置しています。インターチェンジ（IC）、ジャンクション（JCT）、サービスエリア（SA）、パーキングエリア（PA）、本線料金所（TB）、バス停留所（BS）、チェーンベース（CB）、トンネル（TN）、橋梁（BR）などの施設があります。有料区間と一般区間で管理者が異なり、インターチェンジの構造もそれぞれ異なります。

有料区間は湯沢ICから横手ICまでで、東日本大震災時には一部車両を対象とした無料化措置が実施されました。無料区間は、自動車専用道路区間の雄勝こまちICから湯沢ICまでと、一般道路区間の大堤交差点から終点までです。この路線には、SA・PAは設置されていません。また、暫定2車線のため、トンネルは上下線で1本となっています。

沿革

湯沢横手道路の建設は、1984年度に横手南バイパス、1985年度に湯沢バイパスとして事業が開始されました。1987年に湯沢横手道路に名称が変更され、1991年以降、段階的に区間が開通しました。2007年に雄勝こまちICから須川ICが開通し、全線が開通しました。2010年には有料区間で無料化社会実験が行われましたが、東日本大震災の影響で2011年に終了しました。2023年11月30日以降、自動車専用道路区間の案内表示は「東北中央自動車道」に変更されました。

道路管理者

湯沢横手道路は、区間によって管理者が異なります。国土交通省東北地方整備局湯沢河川国道事務所が、雄勝こまちICから湯沢IC、および大堤交差点から婦気交差点までを管理しています。一方、湯沢ICから横手ICまでは、NEXCO東日本東北支社秋田管理事務所が管理しています。

車線・最高速度・料金

自動車専用道路区間は暫定2車線で最高速度70km/h、一般道路区間は往復4車線で法定速度が適用されます。料金については、有料区間である湯沢ICから横手IC間でのみ発生します。

関連項目

• - 日本の高速道路一覧
• - 東北地方の道路一覧

外部リンク

• - 湯沢河川国道事務所
• - 湯沢横手道路
• - 独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構
• - NEXCO 東日本東北支社

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