満載ラジオ555!

満載ラジオ⑤⑤5!の歴史

『満載ラジオ⑤⑤5!』は、1988年4月から1990年3月まで、ラジオたんぱ（現在のラジオNIKKEI）第1放送で放送されたラジオ番組です。この番組は、月曜日から金曜日の17:00から18:00の時間帯に放送され、リスナーに親しまれていました。

番組の背景

本番組の開始に先立ち、前番組の『どんなもんだハウス!』は、劇団の俳優などを起用したものの、期待する成果が得られずに終了しました。そこで『満載ラジオ⑤⑤5!』では、オーディションによって選ばれたパーソナリティを多く起用し、以前の番組『はしゃいで○○大放送』の路線に戻る形を取ることとなりました。

特に、水島裕と坂上忍は『どんなもんだハウス!』から続投し、火曜日以外は新たなパーソナリティが参加するなど、フレッシュな雰囲気を持ちつつも、リスナーの心理に寄り添う番組作りが行われました。また、この番組は東京本社の第0スタジオから生放送で行われ、公開収録形式での放送が特長でした。

水島裕は、10年間にわたり夕方の時間帯に出演してきたため、本番組の終了に伴い新たな船出が求められました。一方で『満載ラジオ⑤⑤5!』は、長らく続いた平日夕方の公開生放送スタイルの最後の番組となりました。後番組は、中学生をターゲットにした「それいけエスクエラ」として統合され、これにより、ラジオたんぱにおける平日夕方のヤング向け番組の歴史に一区切りがつくこととなりました。

パーソナリティーの顔ぶれ

番組のパーソナリティは、各曜日ごとに異なるメンバーが出演しました。月曜日には、宇木立子が1988年4月から1989年3月まで、および金曜日に移動後、円谷優子や水沢螢、高瀬笑美子が参加しました。火曜日には、水島裕と坂上忍が1988年から1990年まで続けました。水曜日にも坂上忍と水島裕が出演し、木曜日には金滋英を迎えました。金曜日には、石田敦子や宇木立子＆ゲストパーソナリティーなど、様々な顔ぶれがリスナーを楽しませました。

特徴的なコーナー

『満載ラジオ⑤⑤5!』は、多彩なコーナーでも知られています。例えば、リスナーの投稿を募る「ヨドバシ写真の伝言板」や、若者向けの情報を提供する「週刊少女通信」、さらにはユーモアたっぷりの「コントDEワッショイ」など、バラエティーに富んだ内容が特徴的でした。また、リスナーとのインタラクションを楽しむ「たっちゃんのパクパクトーク」や「友美の人間ウォッチング」など、参加型のコーナーも多く、多くのリスナーが番組に関心を寄せる要因となりました。

結論

『満載ラジオ⑤⑤5!』は、1980年代後半から1990年代初頭にかけて、ラジオたんぱの平日夕方枠で放送された重要な番組であり、オーディションで選ばれたパーソナリティと様々なコーナーが、リスナーに楽しさと驚きを届けていました。番組の終了は、ラジオにおける新たな時代の到来を意味し、多くのファンの記憶に刻まれています。

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