滋賀県立膳所高等学校

滋賀県立膳所高等学校

滋賀県立膳所高等学校は、滋賀県大津市に位置する県立の高等学校です。1898年に設立され、その起源は江戸時代の膳所藩の藩校にまで遡ります。設立以来、一貫して地域に根ざした教育を提供し続けており、特に進学に力を入れています。全日制課程には普通科と理数科があり、現在も多くの生徒が学んでいます。

学校の概要

• - 創立: 1898年（明治31年）
• - 設置学科: 普通科、理数科
• - 校訓: 「遵義・力行」
• - 校舎: 1960年及び2007年に新校舎が建設され、近代的な学習環境が整備されています。
• - アクセス: JR琵琶湖線「膳所駅」から徒歩15分、京阪石山坂本線「膳所本町駅」から徒歩2分。

歴史

当校は1898年に「滋賀県第二尋常中学校」として開校し、中学校令の改正に伴い1901年に「滋賀県立第二中学校」と改称されました。長い歴史の中で、学校は1947年の学制改革によって新制高校として再編され、さらに1956年に「滋賀県立膳所高等学校」と改名されました。最近では、2018年に創立120周年を迎えました。

学科と教育

現在、全日制には普通科と理数科の2学科が設置されています。特に理数科では少人数授業が行われており、数学や科学の分野でのきめ細やかな指導が特徴です。加えて、滋賀医科大学との連携による医学入門講座や京都大学への訪問を通じて、実践的な学びの機会を提供しています。

進路指導にも力を入れており、模擬試験や英語コミュニケーション能力テストなど、多角的に進学支援を行っています。2018年度までに、国公立大学への現役合格者は毎年約150から200人を記録しており、進学率は5〜6割程度です。

特徴的なプログラム

学校は2006年からスーパーサイエンスハイスクール（SSH）として認定され、理数科の「課題研究」や特別授業を展開しています。また、京都大学との高大連携も行っており、特別授業に参加することで生徒は大学進学を具体的に意識することができるようになっています。

校歌と伝統

校歌は1953年に制定され、その後数回にわたり改訂が行われてきました。学校行事として、毎年7月に開催される湖風祭では、生徒による多様なパフォーマンスや展示が行われ、地域との交流も深められています。

部活動

部活動も活発で、サッカー班やボート班などが全国大会に出場することもあるなど、成果があげられています。特に野球班は第90回選抜高等学校野球大会に出場し、「データ野球」で注目を集めました。

卒業生

校内では毎年創立記念日に卒業生を招き、教育講演会が開催されています。多くの著名な卒業生が学者やビジネス、政治など多岐にわたって活躍しており、敷地内の伝統と歴史を感じる機会が数多く提供されています。

このように、滋賀県立膳所高等学校は長い歴史を有しながらも、時代に合った教育を展開する充実した学校です。

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