滋賀県道32号野洲中主線

滋賀県道32号野洲中主線

滋賀県道32号野洲中主線（しがけんどう32ごう やすちゅうずせん）は、滋賀県の主要地方道に指定されている県道です。この路線は、その全区間が滋賀県野洲市内に位置しており、市の北部から南部にかけて縦断する形で延びています。地域における生活道路としての役割はもちろん、幹線道路への接続を担う重要な交通網の一部を形成しています。

概要

本路線の起点は野洲市大篠原にあり、ここでは主要な広域幹線である国道8号と接続しています。ここから南西方向へと進み、最終的には野洲市六条の兵主大社南交差点に至ります。この終点では、同じく野洲市を東西に横断する国道477号に接続しています。

路線の途中、上屋地区周辺では、JR東海道本線と交差する箇所に新たな橋梁（オーバーブリッジ）の建設が進められています。この工事は、鉄道による平面交差を解消し、交通渋滞の緩和と安全性の向上を図ることを目的としています。また、これに伴い、橋梁の前後の区間でも道路の拡幅工事が並行して実施されており、将来的な交通量の増加に対応できるような改良が進められています。これらの整備が完了することで、地域の交通ネットワーク全体の機能強化が期待されています。

路線データ

起点: 野洲市大篠原（国道8号交点）
終点: 野洲市兵主大社南交差点（国道477号交点）

歴史

滋賀県道野洲中主線は、地域の主要な交通路としての重要性から、1993年（平成5年）5月11日に建設省（現在の国土交通省）によって主要地方道として指定されました。この指定は、県道の中でも特に重要な路線として位置づけられ、整備が促進される根拠となりました。

通過する自治体

滋賀県野洲市

交差する主な道路

本路線は、野洲市内において複数の主要な道路と交差しています。

国道8号（野洲市大篠原、起点）：近畿地方と北陸地方を結ぶ大動脈
滋賀県道2号大津能登川長浜線（野洲市永原・北交差点）：琵琶湖東岸を南北に走る県道
滋賀県道48号近江八幡守山線 バイパス（野洲市木部）：近江八幡市と守山市を結ぶ広域幹線道路のバイパス
滋賀県道48号近江八幡守山線（野洲市西河原）：同路線の現道
国道477号（野洲市六条・兵主大社南交差点、終点）：野洲市を東西に結ぶ主要国道

沿線にある主な施設

本路線の沿線には、地域の生活や産業、教育、文化活動を支える様々な施設が見られます。

株式会社テクノスマート 滋賀工場
角一化成
ピーアンドジー
野洲市立野洲北中学校
さざなみホール：文化・交流施設
中主ふれあいセンター：地域住民の交流拠点
野洲市立中主幼稚園
野洲市立中主中学校
野洲市民グラウンド

これらの施設へのアクセス路としても、野洲中主線は重要な役割を担っています。現在進められている道路改良工事は、将来にわたって野洲市の発展と住民生活の質の向上に貢献するものと期待されています。

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関連項目

滋賀県の県道一覧

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