滋賀県道37号中山東上坂線

滋賀県道37号中山東上坂線

滋賀県道37号中山東上坂線（しがけんどう37ごう なかやまひがしこうざかせん）は、滋賀県長浜市を通過する主要な地方道です。この道路は、長浜市内から北陸自動車道にアクセスするための重要なルートであり、片側2車線で交通の円滑化が図られています。特に長浜市街から国道8号を経由し、長浜ICを通る区間は多くの車両が利用することから、整備が進められました。

歴史

この道の一部はかつて、東海道本線として長浜と関ヶ原を結んでいた鉄道の跡地に建設されました。鉄道が廃止された後、しばらくの間は乗合馬車が運行されていたことから、「馬車道」としても知られています。1983年に主要地方道として認定される前は、滋賀県道264号高山長浜線の一部に当たりました。この変更と同時に、滋賀県道264号は区間が縮小され、より明確な路線となりました。

1980年には長浜ICの開通によって、長浜市加納町から川崎町間の路線の拡幅工事が完了しました。また、1993年には県道中山東上坂線が正式に主要地方道に指定され、現在の形に整備されました。

路線データ

• - 起点: 滋賀県長浜市八幡中山町（八幡中山町交差点、滋賀県道556号長浜近江線交点）
• - 終点: 滋賀県長浜市（国道東上坂交差点、国道365号交点）
• - 延長: 6.7 km
• - 認定日: 1983年（昭和58年）3月4日

地理

この路線は長浜市内を中心に通り、様々な重要な道路との交差点があります。特に、起点近くでは滋賀県道251号祇園八幡中山線や滋賀県道556号長浜近江線と交わり、市役所東あじさい通りにも接続しています。途中、馬車道としての歴史を感じさせる地点を経由し、国道8号 長浜バイパスや滋賀県道510号伊部近江線とも交差します。

沿線施設

道路沿いには様々な施設があります。例えば、サンミュージックや三菱ケミカル長浜事業所、長浜警察署などが位置しています。また、日用品や食品の購入が可能なイオン長浜ショッピングセンターも近くにあり、地域住民や訪問者にとって便利な場所です。加えて、歴史的なスポットである茶臼山古墳や龍ヶ鼻古墳もこの道の近くに点在しています。

まとめ

滋賀県道37号中山東上坂線は長浜市内の重要な交通路であり、地域の歴史や文化を背景に持つ道路です。整備が進んだ片側2車線の道は、地域の経済活動や日常生活を支える役割を果たしています。また、周辺の施設や古墳群なども訪問者にとって興味深いスポットとなっています。

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