滝宮駅

滝宮駅の概要

滝宮駅（たきのみやえき）は、香川県綾唱郡綾川町に位置する高松琴平電気鉄道琴平線に属する駅です。駅の公式番号はK15です。この駅は地域の交通において非常に重要な役割を果たしており、特に綾川町役場へのアクセスに便利な位置にあります。

駅の構造

滝宮駅は、相対式のホームが2面で、2線を有する地上駅です。ここにはIruCaの取り扱い窓口が設けられており、利用者に便利なサービスを提供しています。これまで、滝宮駅は高松市外にある目立った有人駅でありましたが、2023年12月15日には綾川駅と機能を入れ替える形で無人化されました。ただし、途中下車指定駅として、まだ多くの利用者を支えています。

駅舎自体は、1926年に琴平電鉄が開業させた当初から利用されており、近代化産業遺産に認定されています。当駅舎の設計は、関西の著名な私鉄の駅を参考にしたもので、現在まで大きな改築は行われていませんが、他の駅同様、外観はパステル調に塗装されています。

のりばの情報

滝宮駅では交換設備が整っており、特に平日の朝夕には折り返しの列車が多く運行されています。通常、交換列車がない場合には、両方向からの列車が1番線を使用して発着します。1番線の裏には側線もあり、ここは2020年1月現在で主に金曜の71列車（滝宮止め）の留め置きに利用されています。この列車は、原則として日曜日に6列車で運行されます。

利用実績

滝宮駅は2001年には1日あたり約1,120人の利用者がありましたが、2017年にはその数が556人と大幅に減少しています。この減少は、隣接する綾川駅の開業が大きな要因と考えられています。実際、綾川駅の利用者数は1日あたり1000人を超えることが多く、地域の鉄道網の利便性が高まっています。

駅周辺の環境

滝宮駅の周辺には、いくつかの主要な道路が通っており、香川県道183号綾川国分寺線、香川県道184号綾川府中線、香川県道282号高松琴平線、国道32号が利用可能です。また、滝宮天満宮や道の駅滝宮、滝宮公園、綾川町役場、高松西警察署、滝宮郵便局、綾川町立滝宮小学校、滝宮総合病院、百十四銀行綾南支店など、地域の重要な施設も多数存在しています。

さらに、2013年12月15日に新駅の綾川駅が開業したことにより、イオンモール綾川行きの無料シャトルバスは前日の12月14日に運行を終了しました。これにより、地域の交通体系にも変化が生じています。

駅の歴史

滝宮駅は1926年12月に琴平電鉄の終着駅として開業し、4か月後には琴平までの路線が開通し、途中駅に移行しました。その後も駅は変遷を経て、1943年には高松琴平電気鉄道琴平線の一部となりました。2009年には、駅本屋が経済産業省より「近代化産業遺産」に認定されるなど、歴史的にも重要な駅です。2023年には無人駅としての運用が開始され、地域の交通の形態が新たな段階へと進んでいます。

隣接する駅には、琴平線の綾川駅（K14）と羽床駅（K16）が存在します。このように、滝宮駅は綾川町や周辺地域における重要な交通拠点としての役割を持ち続けています。

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