滝薬師

滝薬師（たきやくし）

滝薬師は、徳島県徳島市眉山町に位置する高野山真言宗の寺院です。山号は大滝山、院号は常慶院と称し、本尊として薬師如来を祀っています。この寺院は、とくしま市民遺産にも選定されており、地域にとって重要な文化財となっています。

歴史

滝薬師の創建は、1598年（慶長3年）に遡ります。当時、蜂須賀家政がその創建を強く願い、開運の寺として大いに栄えました。しかし、1945年（昭和20年）の徳島大空襲により、寺は壊滅的な被害を受け、廃墟と化してしまいました。その後、1958年（昭和33年）に再建され、今日に至るまで、多くの人々に信仰されています。

滝薬師の裏手にある石段を上ると、かつて大滝山三重塔が建っていた場所に出ます。この三重塔も空襲で焼失してしまいましたが、現在は聖観音堂が建立されています。この聖観音堂は、焼失した三重塔の歴史を偲ばせる場所となっています。

白糸の滝

滝薬師の参道には、眉山の滝とも呼ばれる白糸の滝があります。この滝こそが、滝薬師の名前の由来となっており、清らかな水が流れ落ちる美しい景観は、訪れる人々を魅了してやみません。滝の周辺は緑豊かな自然に囲まれ、四季折々の風景を楽しむことができます。

滝薬師とその周辺地域は、とくしま市民遺産に指定されており、その文化的、歴史的な価値が認められています。地域住民にとっては心のよりどころであり、観光客にとっては歴史と自然に触れることができる場所となっています。

行事

滝薬師では、毎年2月3日に節分星まつりが開催されます。この祭りは、厄除けや開運を願う人々で賑わい、地域に活気をもたらしています。

アクセス

滝薬師へのアクセスは比較的容易です。JR徳島駅から徒歩で約15分の距離に位置しています。

周辺情報

滝薬師の周辺には、白糸の滝や大滝山三重塔（跡地）などの見どころがあります。また、滝薬師周辺の名物として、滝の焼餅が知られています。これらのスポットを巡ることで、滝薬師の魅力をより深く知ることができます。

外部リンク

* 滝薬師 白糸の滝 Fun!Fun!とくしま

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