漆部神社

漆部神社は、愛知県あま市甚目寺東門前に位置する神社です。名鉄津島線甚目寺駅から徒歩約5分とアクセスも良く、甚目寺に隣接しています。

歴史

創建時期は不明ですが、式内社であり、古くからこの地に鎮座していたことがわかります。かつては甚目寺の鎮守社として、地域の人々の信仰を集めていました。明治時代の神仏分離令により、甚目寺とは境内を分け、独立した神社となりました。

鎌倉時代以降、漆部天神、八大明神社と名称を変えていましたが、1957年（昭和32年）に元の漆部神社に名称を戻しています。創建当初は、現在の場所よりも東（現在の甚目寺本堂の北付近）に位置していたと伝えられています。

祭神

漆部神社では、以下の神々が祀られています。

三見宿禰: 火明命から5代目にあたるとされ、漆部（漆器具の製作を行った人々）の祖神として崇敬されています。
木花咲耶姫命: 美しい女神として知られ、安産や子育ての神様としても信仰されています。
八大明神: 稲荷神社、賀茂神社、春日神社、住吉神社、祇園神社、貴船神社、平野神社、松尾神社の祭神の総称です。様々な神様の御利益があるとされています。

漆との関わり

漆部神社の名前の由来ともなっている「漆部」は、古代において漆の採取や漆器の製作に携わった人々を指します。この神社は、漆部氏の祖神を祀ることから、漆、漆器との繋がりが深く、現在でも漆関係者からの信仰を集めています。

境内

境内は、静かで落ち着いた雰囲気で、参拝者を温かく迎え入れてくれます。本殿は、歴史を感じさせる佇まいで、訪れる人々を魅了します。隣接する甚目寺と合わせて参拝することで、より深く地域の歴史や文化に触れることができます。

アクセス

所在地: 愛知県あま市甚目寺東門前11
* 交通機関: 名鉄津島線 甚目寺駅下車、徒歩で約5分

周辺情報

漆部神社の周辺には、甚目寺をはじめとする歴史的な寺社仏閣が多く存在します。また、あま市は、豊かな自然に恵まれた地域であり、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。観光スポットも点在しており、歴史散策や自然を満喫する旅に最適な場所です。

まとめ

漆部神社は、漆と深い関わりを持つ神社であり、地域の歴史と文化を今に伝える貴重な存在です。静かで落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくりと参拝し、心静かに過ごしてみてはいかがでしょうか。甚目寺と合わせて訪れることで、より充実した時間を過ごすことができるでしょう。近隣へお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

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