漢中路駅

漢中路駅の概要

漢中路駅（かんちゅうろ-えき）は、中華人民共和国の上海市静安区に存在する地下鉄駅です。この駅は、上海軌道交通の1号線、12号線、及び13号線の3つの路線が交差する重要な地点に位置しています。駅は1995年4月10日に1号線が開業したのを皮切りに、2015年12月19日に12号線と13号線が追加で開業しました。

駅の構造と設備

漢中路駅は地下に建設されており、1号線は恒通路の直下をわずかに横断する形で位置しています。12号線は長安路の真下、13号線は凱徳星貿（Capital square）の真下に設置されています。プラットフォームは各路線ともに島式ホームが1面2線あり、フルハイトのホームドアが備わっています。

1号線の利便性として、地下1階がコンコース階に、地下2階がホーム階に当たります。両階は階段、エスカレーター、エレベーターによって接続されていますが、エレベーターの使用には事前予約が必要です。さらに、駅構内には「青春·太阳」と題されたタイルの壁画があり、これは周辺の上海青年文化活動中心をイメージしたものです。

12号線と13号線のコンコース及び改札口は共通で、コンコース階は地下2階、12号線のホームは地下3階、13号線のホームは地下5階に配置されています。コンコース階は広さが12,000平方メートルあり、金色の天井パネルと水滴の形をした照明が都市生活の忙しさを反映しています。さらに、コンコース内には1号線との乗り換え通路もあり、12号線と13号線の乗り換えはプラットフォーム同士の階段で行えます。

アートとデザイン

1号線と12・13号線の乗り換え通路には「地下蝴蝶魔法森林」というテーマの照明デザインが施されています。この作品には本物の蝶を模した3Dプリントの装飾があり、それぞれにLEDライトが組み込まれています。この照明は18色に変更可能で、これは2020年までに完成予定の上海軌道交通の18路線を代表しています。

漢中路駅の4番出口は兆安酒店の中に位置しているため、観光客にとって非常に便利です。

周辺の施設

漢中路駅周辺は、文化活動の中心地として知られています。上海青年文化活動中心や地鉄旭匯大楼、凱徳星貿など、さまざまなビジネスや商業施設が点在しています。また、上海現代交通商務大厦や上海市静安区出入境办証中心も近くにあり、利便性の高いエリアとなっています。さらに、太陽City、安豊小区、上海人才大厦なども周囲に存在し、地域住民や訪れる人々に便利な環境を提供しています。

アクセス

漢中路駅へのアクセスは非常に良好で、周辺にはバス路線も充実しています。具体的には、723番、722番、741番、104番のバスが運行されており、利用者は多様な交通手段を選択できます。また、1号線、12号線、13号線はそれぞれ近隣の駅と相互接続しており、新閘路駅や南京西路駅、江寧路駅といった他の主要駅へのアクセスも便利です。

このように、漢中路駅は交通、文化、ビジネスが交差する重要なハブとなっており、訪れる人々に多くの大切な経験を提供しています。

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