潮田資忠

潮田資忠（うしおだ すけただ）は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将であり、後北条氏の家臣として知られています。彼は武蔵国寿能城の城主を務めました。

出自と前半生

潮田資忠は、太田資正の五男として生まれました。母方の姓である潮田氏を継承したとされています。一説には、太田氏の親族である潮田常陸介の養子になったとも伝えられています。

当初、資忠は父である太田資正に従っていましたが、兄である太田氏資が父を追放した後、兄に仕えることになります。

寿能城築城と小田原征伐

永禄3年（1560年）に、資忠は寿能城を築城しました。この城は彼の拠点となり、以後、潮田氏の居城として重要な役割を果たしました。

天正18年（1590年）の小田原征伐では、資忠は嫡男である資勝と共に小田原城に籠城し、後北条氏のために奮戦しました。彼は外郭の井細田口を守備し、激戦の中で討死を遂げました。

子孫

資忠の次男である資政は、寿能城から脱出し、伯父である太田資武の庇護を受けました。その後、資政は土井利勝に仕え、古河藩の家老となりました。資政の子孫はその後も存続し、家系を繋いでいます。

潮田資忠は、戦国の turbulent な時代を生き抜き、主家のために命を捧げた武将として、その名を歴史に刻んでいます。彼の築いた寿能城は、現在もその一部が残されており、当時の面影を伝えています。

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