澤入重雄

澤入 重雄（さわいり しげお）

澤入重雄は1963年5月8日生まれ、静岡県清水市出身の元サッカー選手であり、現在はサッカー指導者としても知られています。彼の主なポジションはフォワード、特にセンターフォワードとしての能力が際立っていました。また彼は2004年にJFA公認S級コーチの資格を取得しています。

来歴

澤入は静岡県立清水東高等学校に通い、同校では望月達也や反町康治などの仲間と共に活動していました。彼らは高校総体で1980年度と1981年度に連続優勝を達成し、1980年度には高校選手権で準優勝に輝くなど、その名を轟かせました。その後、法政大学に進学し、サッカーを続けました。1986年には日本サッカーリーグ2部のトヨタ自動車に加入し、晴れてプロ選手としてのキャリアをスタートさせました。

プロとしてのキャリアにおいて、澤入は高さを生かしたヘディングの技術を武器にし、センターフォワードとして輝かしい活躍を見せました。Jリーグの発足と共に名古屋グランパスエイトに転籍し、初代主将を務めたことでも知られています。その後、1995年に現役を引退しました。

引退後は名古屋グランパスのスタッフとして指導に関わり、さらに中京大学の監督として後進の育成にも尽力しました。並行して中日スポーツで評論家として活動したり、東海テレビの『グランパスExpress』で解説を行ったりするなど、メディアにも登場していました。

イギリスでコーチングの講習を受けていた際、リヴァプールFCのヘッドコーチアレックス・ミラーとの親交が生まれ、彼がジェフユナイテッド市原・千葉の監督に就任する際に澤入はヘッドコーチに指名されました。ミラーが手続きを進める間、澤入は監督代行として2試合の指揮を執りましたが、2009年7月には成績不振によりヘッドコーチの職を解かれることになりました。

その後もスカパー!の名古屋のホームゲーム解説者や中日スポーツの評論家として活動を続け、2014年にはカターレ富山のゼネラルマネージャーに就任しました。監督として岸野靖之を招聘しましたが、成績不振のために岸野を解任し、その後暫定的に監督に就任しました。最終的に三浦泰年が監督に就任し、澤入は契約満了を迎え2016年にゼネラルマネージャーを退任しました。

所属クラブ

• - 静岡県立清水東高等学校
• - 法政大学
• - 1986年-1995年 トヨタ自動車 / 名古屋グランパスエイト

個人成績

t1990年にはコニカカップで4試合1得点、1991年には同大会で4試合4得点を残しました。また、1992年のゼロックス・チャンピオンズ・カップにも出場しました。日本代表として初出場は1991年4月4日対スパルタク・モスクワ戦であり、1993年5月16日にはJリーグ初出場を果たしました。

指導歴

澤入は名古屋グランパスでの指導を皮切りに、さまざまなチームで選手育成に携わってきました。特に中京大学のサッカー部ではヘッドコーチを務め、若手選手の指導にも力を入れています。彼の指導方針や経験は、多くの選手に影響を与え続けています。

澤入重雄はそのサッカーキャリアを通じて、選手としてのみならず指導者としても大きな存在感を示す人物です。その経験と知識は、今後も次世代のサッカー選手たちに資することでしょう。

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