瀬尾京子

瀬尾京子は、1972年6月28日に山形県で生まれた日本の体操選手です。彼女は現役時代に2度のオリンピック出場を果たし、引退後は指導者として活躍しています。

選手としての経歴

瀬尾は、日本女子体育大学附属二階堂高等学校在学中の1988年、ソウルオリンピックの代表に選出されました。当時、高校1年生だった瀬尾は、同級生の信田美帆、真田マキ子とともにオリンピックの舞台に立ちました。その後、1992年のバルセロナオリンピックにも出場し、日本の体操界を牽引しました。

指導者としての経歴

日本体育大学大学院を修了後、瀬尾は日本オリンピック委員会スポーツ指導者在外派遣研修員として渡米し、国際体操連盟認定コーチアカデミーレベル3コーチ資格を取得しました。帰国後は、後進の指導に力を注ぎ、多くの優秀な選手を育成しました。

2011年には弘前大学大学院医学系研究科博士後期課程を修了し、日本体育大学体育学部准教授に就任しました。研究者としての顔も持ち、体操競技の発展に貢献しています。

2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、体操コーチを務め、選手のサポートを行いました。彼女の指導を受けた選手たちは、オリンピックの舞台で素晴らしい成績を残しました。

主な教え子

瀬尾の教え子には、ロンドンオリンピック代表の田中理恵や、リオデジャネイロ、東京オリンピック代表の村上茉愛など、数多くのトップアスリートがいます。彼女の指導は、選手たちの才能を開花させ、世界で活躍できる選手へと成長させました。

田中理恵：ロンドンオリンピック代表
村上茉愛：リオデジャネイロ、東京オリンピック代表

著書

瀬尾は、田中理恵との共著で『美ライン　ストレッチ＆エクササイズ』（世界文化社、2014年）を出版しています。この本では、美しい体を作るためのストレッチやエクササイズのメソッドを紹介しています。

瀬尾京子は、選手として、指導者として、日本の体操界に大きく貢献した人物です。彼女の功績は、これからも多くの人々に語り継がれていくでしょう。

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