瀬戸の花嫁の登場人物

瀬戸の花嫁の登場人物

木村太彦の漫画作品『瀬戸の花嫁』、およびそれを原作としたアニメ作品に登場する人物について解説します。

満潮家

満潮 永澄（みちしお ながすみ）

声優：鈴村健一 / 水島大宙（幼少時代：阿部幸恵）

本編の主人公。埼玉に住むごく平凡な中学生。夏休みに瀬戸内海で溺れた際、人魚の燦に助けられ、人魚の掟により燦と結婚することに。当初は平凡な少年だったが、燦への恩義から“侠（おとこ）”を磨き、物語が進むにつれて侠気を見せるようになる。生命力が高く、運動能力も鍛えられている。留奈のファンでエログッズを買い込む一面も。小学2年生の頃はカルタが強く「カルタキング」と呼ばれていた。成績はあまり良くないが、知恵は回る。

アニメ版では特殊アビリティとして「危険感知」「危険回避」「攻撃回避」を持ち、最終回では自力で超戦士に変身する。ハウリングボイスで鼓膜を破られたため耳が遠くなっているが、燦の詩は普通以上に届く。

永澄の父

声：島田敏 / 伊丸岡篤

本名不明。スクウェア・エニックスの社員。満潮家の大黒柱だが、留奈の滞在などで威厳は低下。アニメ版では満潮母が政の男気に惚れる場面が多くなっている。

永澄の母

声：天野由梨 / 並木のり子

本名不明。優しい性格だが、身内には毒舌。自宅が燃えても動揺しない大物。留奈の母親代わりのような存在。「カルタ帝王（エンペラー）」の異名を持つカルタの達人。

アニメ版では、政の男気に惚れ、不倫関係を狙う設定が追加されている。

永澄の祖母

声：定岡小百合 / 松島栄利子

瀬戸内に住む永澄の父方の祖母。人魚の伝承を知っている。

永澄の祖父

声：なし / 長克巳

永澄が小学5年生の時に他界。ジブリに出てきそうな髭が特徴。

瀬戸家&関係者

瀬戸 燦（せと さん）

声：田中理恵 / 桃井はるこ

本作のヒロイン。瀬戸内魚類連合瀬戸組組長の一人娘。鮮やかなピンク色の尾びれを持つ人魚の少女。永澄を助けたことがきっかけで彼と結婚。普段は天然ボケな性格で人当たりが良いが、ヤクザ育ちのため仁侠にこだわる。足に水がかかると人魚に戻る。学校では留奈と並びアイドル的存在。口癖は「仁侠（にんきょう）と書いて人魚（にんぎょ）と読むきん!」。かなり忘れっぽい性格で、幼なじみのルナの存在を忘れていたほど。人魚としての能力で声を使い、相手を眠らせたり、強化したり、物を破壊することができる。政から「不知火流」の剣術を教わり使いこなす。永澄を大切に思っているが、天然のためハウリングボイスで鼓膜を破ることも。好きな異性のタイプは“番長のような傷だらけの男”。

名前の由来はSun=太陽と瀬戸内海。

瀬戸 豪三郎（せと ごうざぶろう）

声：内海賢二 / 三宅健太

瀬戸内魚類連合瀬戸組組長。燦の父親。『瀬戸の昇り竜』や『岩の豪三郎』という異名を持つ。娘を溺愛しており、永澄を亡き者にしようとする。猫が苦手。腕っ節が強く、ルナパパと対等に張り合えるほど。妻の蓮には頭が上がらない。永澄や燦のクラス担任として埼玉に居座っている。根は筋の通った“侠気”のある人物。

実は魚人の中でも最強の種族である竜。

瀬戸 蓮（せと れん）

声：三石琴乃 / 鍋井まき子

豪三郎の妻。永澄と燦の結婚を勧めた人物。暴走する豪三郎を止める役割。現在は永澄の学校の養護教諭。大人の魅力で永澄をからかうことも。豪三郎の浮気などで夫婦喧嘩が絶えないが、なんだかんだで豪三郎が好き。名前の由来はセイレーン。

政（まさ）

声：竹本英史 / 村瀬克輝

瀬戸組の若頭で燦に剣を教えた人物。「瀬戸内組唯一の良心」と呼ばれる。永澄の侠気を認め、アドバイスをする。永澄のファーストキスの相手。現在は永澄の学校の数学教師。明乃と同じく不知火流の使い手。実は豪三郎を監視にきた役人で明乃の兄。豪三郎の暴走により記憶喪失に。記憶を取り戻した後も、「政」としての自分を選択。

アニメ版では、豪三郎の折檻により意識を失った中、過去の自分と邂逅する形で記憶を取り戻す。

巻（まき）

声：斎藤千和 / 桑谷夏子

瀬戸豪三郎の懐刀であり、燦の親友兼護衛。ソフビ人形サイズの巻貝の人魚。燦を慕うあまり、永澄を亡き者にしようとするヒットマン。燦に同行して満潮家に居候。燦や人前では猫をかぶっているが、永澄や留奈には本性を現す。委員長と仲が良い。ネットアイドル「マキたん」としても活躍中。武器は河豚毒が塗られた刀「河豚刺（フグサシ）」と、高圧の水をマシンガンの様に打ち出すことができる貝。猫が苦手。

シャーク藤代（シャーク ふじしろ）

声：中井和哉 / 子安武人

鮫の人魚。3年零組の担任と体育の教師。瀬戸組では主力の戦闘要員。永澄を亡き者にしようとする。人間の常識に疎い。アニメ版では魚人に戻るとハイテンションになる。

オクトパス中島（オクトパス なかじま）

声：松本吉朗 / 矢部雅史

超巨大なタコの人魚。人化は苦手。

エラ呼吸三兄弟（ブリ夫、アジ太郎、マグ郎）

声：伊丸岡篤（ブリ夫）、藤井啓輔（アジ太郎）、原沢勝広（マグ郎）

瀬戸組・豪三郎直属部隊「豪ちゃん親衛隊」。頭が悪く、巻から「馬鹿共」と呼ばれる。人間の姿になりきれておらず、顔はほとんど魚のまま。永澄の学校の生徒となり、番長グループ「エラ呼吸三兄弟」として君臨。明乃の手下。

腹マイトの銀二

声：園部好徳

瀬戸内組構成員の1人。アニメでは磯中の理科の教師。常に腹にダイナマイトを巻いている。

泉（せん）

声：千葉繁

ドラマCDオリジナルのキャラクターでハリセンボンの人魚。鍼灸医の裏で針を使った暗殺を行う。

クラスメイト

銭形 巡（ぜにがた まわり）

声：広橋涼 / 森永理科

永澄の幼馴染で学校の風紀委員。父親が警視総監。正義感が強く暴走気味。燦から「お巡りさん」と呼ばれる。陸上部所属で足が速い。猫が好き。カナヅチ。口癖は「巡が社会の常識（ルール）教えてあげようか」。昔から永澄の事が好き。

アニメ版では原作より正義感が強く、女子の代表的存在で同性からの人気も高い。

江戸前 留奈（えどまえ るな）

声：なし / 野川さくら

江戸前海系関東水中生物連合会会長の娘。ハーフの人魚。燦とは幼馴染でライバル視している。アイドル歌手「LUNAR」として人気。スタイルを気にしている。女王様気質の高飛車な性格。燦から婚約相手を奪うために永澄の家に居候し、同じ学校に転入。好きな男性のタイプは「キザで派手な大人の男性」。

不知火 明乃 明星（しらぬい あけの みょうじょう）

声：なし / 喜多村英梨

人魚試験のために転校してきた修練剣士。準ヒロイン。人間社会に溶け込めきれていない人魚を元に戻す仕事をしている。燦と永澄の結婚を阻止しようとしている。剣は音叉剣「明星」。生真面目で堅物。お化けが苦手。大食い。口癖は「悩ましい」。好きな異性のタイプは“自分が太刀打ちできない強い男”。実は政の妹。

猿飛 秀吉（さるとび ひでよし）

声：松本吉朗 / 矢部雅史

永澄の悪友。あだ名は「サル」。気さくな性格。エログッズに詳しい。政とは妹萌えの仲間。運動会で海から豪華な食事をもらってからは海の手下。巡とは前世からの因縁があるらしい。

伊院千代（いいん ちよ）

声：後藤沙緒里 / 力丸乃りこ

巡の幼馴染で永澄のクラスの学級委員長。控えめで気弱。普段は眼鏡をかけて地味だが、眼鏡をはずすと美少女。永澄の事が好き。最後の女傑族（ラスト・アマゾネス）を名乗る。

三河 海（みかわ かい）

声：なし / 小野大輔（幼少時代：梅里紗生）

三河湾の名家「三河家」の嫡男。名古屋弁が目立つ。いつも海軍の軍服で日本刀を持ち歩いている。シャチの人魚。猫が苦手。引きこもりだったが、燦を運命の人と決めつけ追いかけてきた。永澄をライバル視。監察処分になり、明乃のパシリになっている。

天王山

声：なし / 郷里大輔

磯野第三中学校に通う3年零組の不良。『北斗の拳』の「ラオウ」のパロディ。妻子持ち。

その他の登場人物

ルナパパ

声：なし / 玄田哲章

留奈所属事務所社長にして江戸前海系関東水中生物連合会会長。留奈の父親。建築土木業の社長も兼任。太平洋の血が流れている。ターミネーターのようなキャラ。娘を大事に思っているが、不器用。豪三郎と互角の戦いを繰り広げる。セーラー服にコスプレすることがある。

猿飛 悟（さるとび さとり）

声：なし / 金田朋子

秀吉の妹。任侠映画好きの女の子。永澄に惚れている。燦とは仲が良い。ブン太・ウィリスのファン。

釜田（かまた）

声：なし / 眞嶋リョウ

留奈のマネージャー。女口調。人魚古代歌詞を知っている。

釜田スギ夫

番組プロデューサー。釜田の双子の弟。兄と比べると強引な手段を用いる。

ボブ・マイケル

声：なし / 立花慎之介（ボブ）、平尾健太郎（マイケル）

留奈のガーディアで双子の黒人ボディーガード風。ルナパパと同じく太平洋から来た外国人（魚）。

剣士長

声：なし / 一条和矢

明乃の上司。リュウグウノツカイの人魚。マジシャンデビューさせられた。思いやりのある性格。明乃の兄・政とは“友人”という関係。記憶喪失となり政の舎弟（銀）に。

源 義魚（みなもとの よしうお）

声：なし / 浪川大輔

アニメ版に登場。ナマズ。京都ダンジョンに住む貴族で源義経の子孫。軽薄な性格で女ったらし。燦と永澄を別れさせようとする。

サーたん

* 声：なし / 恒松あゆみ

瀬戸内海に住む海藻系の人魚。燦や永澄と同年代。2年1組の副担任兼英語の教師。燦以外のすべての存在を見下している。興味のないものにはとことん興味がない。

駿河 由比 輝（するが ゆひ てる）

明乃の士官学校時代の同窓生で海の役員。明乃のことを慕っている。同性愛の感情を抱いている。学校の警備員。

蒔・百合

明乃の弟子。燦と永澄を別れさせる為に永澄らの中学校に潜伏する。

緒呆突丸子（おほーつくまるこ）

蕗と共にやってきたミポポ教のシスター。瀬戸組とは同盟関係にある緒呆突組組長。自称「愛の伝道師」。燦とは幼馴染だが、燦は彼女の事を忘れていた。人魚古代歌詞で、人魚古代歌詞を打ち消す詩や人を洗脳する詩を歌う事ができる。

蕗（ふき）

北海道からきた巻の双子の妹。巻に忠誠を誓う。巻とは仲があまり良くない。巻同様にソフビ人形サイズ。巻相手だと人格が豹変する。巻同様委員長に写真を撮ってもらって「フキたん」としてネットアイドルに祭り上げられている。

相模 天王（さがみ　あまの）

留奈の母で、ルナパパの元妻。留奈の幼少時代に夫に愛想尽かせて出て行ったことになっていたが、実際は自分や娘の相手をせず仕事に没頭していた不器用な夫を車で轢き、その罪で刑務所に十年間服役していた。地の性格は留奈と同じで、そのモードに入った留奈と意気投合する。幼少時のルナを戦いの歌で遊んでいたことがあった。

天羅

魚人の天帝で、巻と同じぐらい大きさ。最初は永澄にしか見えなかったが、後に他の人にも見えるようになった。

「放課後ラブハーツ」の登場人物

日渡秋春

放課後ラブハーツの主人公。高校1年生。朝が弱い。だらしない。ほのか先生を見ると口説きにかかる。よくバーバレラのせいで大変なめにあっている。

日渡冬夏

秋春の妹。中学生。だらしない兄の面倒をいつもみている。家事が好き。

穂坂みずき

日渡家の隣に住む秋春の幼馴染。金髪でツインテール。口癖は「はっちゃー」。眠りは9時間以上とらないと調子が悪い。

桐生夕妃

風紀委員長。秋春と同じクラス。考えるよりもまず体が動くタイプ。武術家。

エティエンヌ・ローラン・ド・バーバレラ

突然皆の目の前で秋春の上に落ちてきた猫耳の女の子。好物は鯛焼き。秋春のことを「エッチ人間」とよぶ。よく騒ぎをおこす。言葉に「ニャ」がつく。龍一郎に言われてルーマニアから日本に来た。ほとんどの罪は死刑だと思っている。

仙波タケシ

かなりの早口で大げさしゃべるオタクの解説キャラ。秋春と同じクラスで悪友的存在。ほとんどの会話で話すときキーボードをたたいている。馬鹿にみえるが勉強もスポーツもできる。

宮前ほのか

保健室の先生。生徒達の悩み事や相談を真剣に聞いてくれて、アドバイスをくれる先生。

日渡龍一郎

秋春、冬夏の父。手紙での第一声は「元気ですかーっ！」で毎度寒いギャグを言う。特徴的な汚い字と書く。中学、高校生にラム酒を送ってくるバカな親。かなり自己主張が強い。

桐生鬼丸斎之新・羅刹

夕妃の父。夕妃いわく「岩を砕き、落ちた針の音を聞き分ける」ことができる。かなり暑苦しいが娘の一言で崩れることもばしば。

穂坂里名

みずきの母。たまに秋春、冬夏を夕食に呼ぶ。冬夏をたいへん気に入っており一緒に料理するのが楽しみになっている。少しドジ。誤解したり誤解をまねく発言をする。かなりゲーム好きで現実がゲームの世界みたいになるのを望んでいる。

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