瀬田東ジャンクション

瀬田東ジャンクションの概要



瀬田東ジャンクション（せたひがしジャンクション）は、滋賀県大津市にある重要なインターチェンジで、京滋バイパスの宇治・大阪方面および名神高速道路の名古屋方面を結ぶ役割を持っています。このジャンクションは、名神高速道路の上り線から京滋バイパスの下り線（宇治方面行き）への接続、また京滋バイパスの上り線から名神高速道路の下り線（京都方面行き）への接続ができない「ハーフジャンクション」としています。

名神高速道路が京滋バイパスのバイパスとしての機能を持つだけでなく、新名神高速道路全線の開通前には代替路線としても利用されていたため、この地点は交通の要所となっています。また、第二京阪道路が開通したことにより、瀬田東ジャンクションの重要性はさらに増しました。

交通の課題



しかし、瀬田東ジャンクションは設計上の問題を抱えています。元々、名神高速道路と地域高規格道路である京滋バイパスが単に交差していた地点であったため、関係する国道1号が本線として機能していることから、ランプの構造が非常に悪いという課題があります。特に、京滋バイパスから名神高速道路への連絡部分では交通のボトルネックが生じており、結果として休日や名神高速道路の通行止め時には、大規模な渋滞が発生することが多々あります。

このような状況を受け、高速道路機構は平成23年度末までに瀬田東ジャンクションの改良工事を計画しています。また、2011年には名神高速道路の集中工事期間中に、京滋バイパスから名神高速道路への流出部分が1車線から2車線に拡幅され、以降その体制が続いています。しかし、依然として曲線半径の小さな300度ループによって、ドライバーは速度を大幅に減速せざるを得ず（制限速度は40km/h）、交通の流れを妨げる要因となっています。

交通の流れ



拡幅工事以降、渋滞の発生地点は京滋バイパス上り線の宇治トンネルの先頭へと移動しています。宇治方面から直進すると、瀬田東ICの料金所を経て一般道へ進むことができ、草津市の矢倉にて従来の国道1号と合流します。

接続路線



瀬田東ジャンクションが接続する主要な道路は以下の通りです：

また、他のインターチェンジとの位置関係は次のようになります：

特に、瀬田西ICはハーフインターチェンジとなっており、京都方面からの次のICは大津IC、宇治方面からの接続は南郷ICとなります。

まとめ


瀬田東ジャンクションは、名神高速道路と京滋バイパスが交わる重要な地点であり、地域の交通における要所であります。現在も改良工事が進められており、今後の交通改善が期待されています。

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