瀬見温泉

瀬見温泉

瀬見温泉は、山形県最上郡最上町、小国川沿いに位置する歴史ある温泉地です。古くは出羽国、明治以降は羽前国と呼ばれたこの地は、山形県を訪問する歴代の天皇・皇后が度々宿泊したことで知られています。

泉質

泉質は含石膏食塩泉です。湯治や日々の疲れを癒すのに適した泉質で、体を芯から温めます。

温泉街

小国川沿いに温泉街が広がり、風情ある景観が楽しめます。道幅は狭いものの、融雪パイプが整備されており、冬でも安心して散策できます。温泉街の中心には、共同浴場「せみの湯」があり、地元住民と観光客の交流の場となっています。

せみの湯

2016年にリニューアルされた「せみの湯」は、地域の共同浴場としての機能に加え、一般の入浴も可能です。足湯、内湯、露天風呂、ふかし湯など、多様な湯を楽しめます。地元の人々との触れ合いを通じて、より深く瀬見温泉の魅力を感じることができるでしょう。

湯めぐりチケット

JR陸羽東線沿いにある赤倉温泉や、鳴子温泉郷との間で共通の湯めぐりチケットが発行されており、県境を越えた湯巡りも楽しめます。それぞれの温泉地で異なる泉質や雰囲気を体験できるのは、湯めぐりならではの魅力です。

歴史

瀬見温泉の開湯は、武蔵坊弁慶によって発見されたという伝説が残っています。源義経の子供、亀若丸の産湯を探していた弁慶が、小国川の川辺で薙刀を使って岩を砕いたところ、温泉が湧き出したと伝えられています。この湧出口は「薬研の湯」と呼ばれ、高温のため入浴はできませんが、観光スポットとして親しまれています。弁慶伝説は、瀬見温泉の歴史と魅力を語る上で欠かせない要素となっています。

アクセス

鉄道：JR陸羽東線瀬見温泉駅下車

周辺情報

川の駅 ヤナ茶屋もがみ：食事やお土産探しに最適なスポットです。

関連人物

つげ義春：漫画家。瀬見温泉を訪れたことが作品に影響を与えた可能性があります。
マキエマキ：詳細不明

外部リンク

瀬見温泉旅館組合
温泉王国やまがた：義経・弁慶伝説の湯 瀬見温泉 - 山形県 - ウェイバックマシン

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