火遊び

火遊びとは

火遊びとは、マッチやライターなどの着火具を用いて、火や炎、火花を見て楽しむ行為を指します。ただし、花火を正しい方法で使用する場合は、火遊びとは呼びません。好奇心旺盛な子供が行うことが多く、場所は屋内・屋外を問いません。

火遊びの危険性

火遊びは、火傷や火災といった重大な事故につながる非常に危険な行為です。自分自身だけでなく、周囲の人々の命を危険にさらす可能性があります。

子供の火遊びに対する啓発

日本では、子供によるライター火遊び事故を防ぐため、消防庁や経済産業省が中心となり啓発活動が行われています。ライターへの注意書き表示や、幼稚園、保育園、小学校などで、子供だけでなく保護者に対しても注意喚起がされています。

注意喚起の例

ライターやマッチは、子供の手の届かない場所に保管する。
子供だけを残して外出しない。保護者が家にいる場合でも、子供から目を離さない。
幼児期から火災の恐ろしさや火遊びの危険性を教える。
子供が簡単に操作できないチャイルドレジスタンスライター（CRライター）を使用する。
ライターを捨てる際は、ガスを完全に抜き、自治体の分別方法に従って廃棄する。
小学生以上になると、公園などで火遊びをする子供が増えるため、地域全体で注意を促す。

チャイルドレジスタンスライター（CRライター）

使い捨てライターの普及に伴い事故が増加したことを受け、消費生活用製品安全法施行令が改正され、2010年12月27日より、使い捨てライターや多目的ライターが規制対象となりました。現在では、子供が簡単に操作できないチャイルドレジスタンス機能などの安全基準を満たし、PSCマークが表示されたものしか販売できません。

チャイルドレジスタンスの例

着火ボタンが従来より重く、強い力が必要。
着火ボタンを持ち上げてから押し込むなど、複雑な操作が必要。
特定の方向から力を加えないと空回りするホイールを使用。

その他の意味

火遊びは、危険な遊びや、無分別で不真面目な恋愛、その場限りの情事を指すこともあります。また、浮気や不倫など、一般的に許容されない不道徳な行為の比喩としても用いられます。

関連項目

火災
放火
失火
花火
火吹き
* 焚き火

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